平成21年8月3日(月曜日)〜6日(木曜日) 仙台〜山形〜福島 ローカル線の旅 南東北遍
   

〈杜の都 仙台に着いた〉
 ついでに2009年夏のローカル線の旅も載せておく。根岸線、京浜東北線、常磐線、東北本線を乗り継いで杜の都仙台に着いた。30歳のころ車で東北一周の旅をして以来25年ぶりだ。ローカル線の旅の楽しみの一つに駅弁があるのだが、このごろのローカル線はボックス席でなくベンチシートが多いので、電車によってはちょっと食べづらい。

いわきの先に「広野」という小さな駅があるが、ここは文部省唱歌の「汽車」に出てくるところなのだそうだ。
今は山中 今は浜 今は鉄橋渡るぞと 思う間もなくトンネルの 闇を通って広野原 だからこの「汽車」は常磐線の情景を歌ったのだということになる。

〈仙山線 山寺駅〉

〈芭蕉と曽良の像〉

〈せみ塚 芭蕉はこの場所で句を詠んだという〉

〈しずかさや岩にしみいるせみの声の山寺〉 

〈立石寺は貞観2年(860)に清和天皇の勅命で円仁(慈覚大師)が開山したとされている 左のお堂は円仁の入定窟〉
   

〈快適な快速リゾートみのり 車掌さんがみのりオリジナルしおりをくれた〉
 山寺を拝観した後、山形駅まで行き昼食。山形らしい食べ物をと思ったが、そんなに珍しいものはない。昼食後は、新庄方面を目指すことにする。新庄は山形新幹線の終点だが、このあたりの新幹線は専用路線でなく狭軌の一般路線を走っている。

新庄駅に着くとワインレッドと金色のかっこいい電車がとまっている。快速リゾートみのり号だ。ホームの駅員さんに聞くともうすぐ仙台に向けて出発するという。これはラッキー。思いもかけない電車に乗ることができる。この快速みのり号は510円の指定券を買えば青春18キップで乗ることができる。時刻表を見落としていてこの電車がいることを知らなかったのだ。一度改札を出て緑の窓口で指定券を買う。一番前の車両だ。乗り込んでみるとほとんど貸し切り状態。一番前の展望席で景色を堪能しながら仙台まで帰ってきた。途中に「鳴子温泉」があるのだが、ちょっと温泉に入る時間はなさそうだ。

〈仙台駅の七夕飾り〉

〈松島から塩釜へ かもめが餌を求めて殺到する えさは売店で売っているかっぱえびせん〉

〈石巻市は駅も町も石の森章太郎のキャラクターだらけ 猿飛えっちゃんがかわいい〉

〈石の森正太郎記念館 この辺りは2011年3月11日の大震災で壊滅的な打撃を受けた〉
 
   

〈「サイボーグ009」と「さぶと市捕り物帳」〉
 基本的に新幹線も特急も使わないローカル線の旅は、せっかちの人には耐えられないだろう。ほとんどの電車が各駅停車だし、下手すると待ち時間が1時間以上という場合もある。

来るときに常磐線を使ったから、帰りは東北本線を利用する。このまま横浜に帰ってもよいのだが、喜多さんがついでだから五色沼に寄って行かない?と提案する。このアバウトさが面白いので、郡山から磐越西線に乗り換え猪苗代駅に到着。ここから約1時間バスに揺られて五色沼に向かう。

〈磐越西線で五色沼へ〉

〈五色沼はその名の通り独特な水の色〉

〈高原の夏〜ッという感じ〉
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