2007年8月17日〜20日 松江〜出雲〜石見銀山 山陰ローカル線の旅

〈宍道湖の夕日〉
 今から3年前の夏の旅行記を書こうとしている。

横浜を出発したのが8月17日だから(デジカメの記録がそうなっている)、この年は、積極的に夏休みをとってどこかに遊びに行こうという気力がなかったのかも知れない。

でも、せっかくの夏休み。どこかへ行かない?と喜多さんに相談して、そうだ山陰っていったことある?と聞けば、ないという。
じゃ今年の夏は山陰だ。山陰の中心地は島根県松江市だ。近くには出雲大社もあるし、石見銀山もある。

出発前日に急いで計画を立てた。青春18キップで岡山まで行き、伯備線に乗り換えて、米子から山陰本線で松江に行く計画だ。
松江のホテルは駅前のビジネスホテルを、自宅を出発する15分前にネットで予約する。便利なものだね。

〈石見銀山に続く家並み〉
 横浜磯子駅の始発に乗り込んでも、松江に着くのは21:30頃の予定だ。小田原、熱海、浜松、大垣、米原、姫路、岡山、倉敷と乗り継いでもう夕方近くになっている。

伯備線は本当のローカル線だから、これからの時間が長い。中国山地の真ん中の新見あたりではすでに日が暮れて車窓からの眺めは真っ暗になっている。 


さすがに、いくらローカル線好きといっても日が暮れてからはつまらない。ちょっと無理な計画だったかと少し後悔するが、一人2300円で松江に着いた。

松江駅前のビジネスホテルにネットで2泊予約しておいたが、部屋はあいているらしいのであと1泊追加して3泊することにする。

翌日は、さっそく太田市まで特急電車で行き、石見銀山を目指す。太田駅からはバスしかない。後で考えればレンタカーを借りたほうが安くて便利だったかも。

〈銀山坑内 いい写真がなかったのでネットから拝借〉
 
〈石見銀山の入り口五百羅漢〉
 石見銀山は、この年世界遺産登録されたばかりで、それまでは観光客もまばらだったらしいが、世界遺産の名にそそのかされて、観光客が押し掛けているらしい。実は我々弥次喜多道中もそうだ。

この銀山は14世紀に発見されたらしいが、17世紀前半には産出量が1万貫(38t)にも達した。その頃の日本の銀の産出量は、世界の産出銀の1/3を占めていたといわれるが、その中でもこの石見銀山は日本全体の銀の産出の大部分を占めていたのだそうだ。


すごいものだね。この銀や佐渡をはじめとする金を目当てに、オランダやポルトガルも宣教師を送り込んできた。

石見銀山に続く道の両側の家並みは、歩き始めたばかりの旧東海道の宿場にも似ていた。

〈石見銀山へ続く古い家〉
 
〈出雲大社の大しめ縄〉

〈出雲大社本殿〉

〈10月に日本中の神様が集うところ〉
 
〈出雲大社参道〉
 銀山を見学した後は、出雲行きのバスを待って出雲大社に向かう。

岩国の家では、父親が割とドライブが好きだったから、こちらに出かけることは結構あった。しかし、出雲大社に参拝するのは大学生の時友達と山陰にキャンプに来て以来のことだ。

久しぶりに参拝する出雲大社には、さすがに風格が漂う。境内を歩くだけで厳かな気持ちになる。

毎年10月の「神無月」には、出雲地方だけは日本全国の神様が集まるから「神有月」になるのだそうだが、「千と千尋の神隠し」のように様々な神様が集まってくるのだろう。

〈出雲市駅〉
 3日目は、松江城と塩見縄手の小泉八雲記念館や堀川めぐりをする予定だ。

ホテルから大橋川沿いに歩く。

松江は町並みがすごくきれいだ。川沿いにはサギがひっそりとたたずんでいるが、足には釣り糸が巻きついていた。

〈松江大橋川にサギがたたずむ〉
 この川の先には、宍道湖が広がるが、水路で中海と通じているため、わずかに海水が混ざった汽水湖となっている。

「宍道湖七珍」といわれる魚介は、スズキ、ウナギ、シラウオ、コイ、モロヘエビ、ワカサギ、シジミのことを指すのだそうだ。

残念なことに、淡水魚はあまり好きでないので、夜は居酒屋で「のどぐろ」などの海の魚を食べた。

〈松江大橋を渡って松江城に〉
 
〈松江城〉
 
〈松江城のお堀〉
 
〈塩見縄手の小泉八雲記念館と武家屋敷〉

〈松江城の堀川めぐり〉
 松江城、塩見縄手の町並み、小泉八雲記念館、武家屋敷などを見てまわった後、堀川めぐりの船に乗ることにした。

喜多さんは一番前に乗りたいから、わざわざ一艘やり過ごして一番前に座り込んだ。
すると舟は反対向きに進み始める。これじゃ先ほどの船の一番後ろに乗ればよかった。
でも、初めて乗った堀川めぐりはなかなか良かった。松江の町がますます好きになった。

この船を待つ間に、明日横浜へ帰る手段をどうするか相談する。
@帰りも青春18キップで安く帰る。ただし、一日では帰りつかないので、途中から新幹線。
A倉敷か岡山から新幹線で新横浜へ
B出雲空港から飛行機で羽田に

結局、喜多さんの強い希望で飛行機で帰ることにする。
舟を待つ間にJALに空席があるか電話をすると、あるという。
前日の予約で一切割引がないので、出雲空港→羽田空港 31400円×2=62800円 
他に松江→出雲空港電車代、羽田→上大岡間の電車代がかかる。
来るときは2300円だったのにね。でも往復新幹線を使ったと同じくらいで済むから良しとしよう。

夕方、夕日がきれいだという宍道湖の嫁が島が見えるスポットへ。
期待通りの夕日だった。
きれいな夕日を思い出に飛行機で一気に横浜へ帰る。

〈宍道湖の夕日〉
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