平成28年10月21日 金曜日 曇り時々雪 富良野~旭川~増毛 
 
   

〈富良野の朝 一夜明けて紅葉にも雪が積もっている〉
   
北海道ローカル線旅 第2弾 3日目

 昨日は痛恨のミスをして、めったに来られない北海道のローカル線、特に新夕張から夕張までを乗り損ねた。まだ挽回のチャンスはあるのだが、とりあえず当初の予定通り、今日は旭川に行き、午前中は旭山動物園、午後は12月4日で廃線になる「留萌本線」で終点増毛まで行く予定だ。

朝起きてみたら、いかにも寒そうな景色が広がっている。念のためにと、コート・セーター・マフラー・手袋の冬支度を用意してきてよかった。

〈富良野駅の屋根も真っ白だ〉
   
 
〈紅葉真っ盛りだというのに、スキー場ではもう滑れそうだ〉
   

〈富良野駅にはほとんど人がいない〉
   

〈へそおどり どういうわけでこんな踊りが・・・〉

〈富良野駅も見納め〉
   

〈一昨年の夏はラベンダーの時期に来て堪能した〉
   
北の国から

 富良野といえば、やはり「北の国から」だろう。放送されたのは1981年10月から1982年3月というから弥次喜多夫婦が26~27歳のころだ。喜多さんはリアルタイム見ていたというが、ぼくは仕事が忙しく、またテレビドラマを欠かさず見る気力もなかった。

25歳で結婚して、27歳で目黒区柿の木坂にマンションを買ったころで、今思い起こしても若いのに良く思い切ったと感心する。このころはあまり怖いのもなどなかったように思う。時代も普通に頑張っていれば、給料は上がっていくし、何とかなると思える時代だった。
今の時代はネット社会で情報が氾濫しすぎていて、マスコミも不安をあおる。

〈五郎の石の家〉
   

〈最近BSフジで再放送されたのでブルーレイ録画しておいた そういえば昭和56年のころは家庭用ビデオも一般的ではなかった〉
   
旭山動物園  

〈旭川駅からバスで約40分 旭山動物園にやってきた ここも中国人でいっぱい〉
   

〈映画でも有名になった空飛ぶペンギン〉
   
 
〈外はほとんど0℃ ペンギンやシロクマは嬉しそう〉
   

〈動物の動きを自然に観察できる行動展示 今でこそあちこちにあるが画期的な手法だった〉
   

〈やはり動物も自然に近い環境で暮らしたい〉
   

〈シロクマも寒いほうが嬉しい〉
   

〈丸まっていてよくわからないがシンリンオオカミ 犬の祖先だというがオオカミの実物は初めて見る〉
   

〈北海道を代表する鳥 タンチョウヅル〉
   

〈1時間半時間を取っていたが、寒いので1時間で切り上げて旭川駅に戻る〉
   

〈去年は時間がなく食べられなかった旭川ラーメンを駅ビルで食べる〉
   
 
〈紅葉と雪景色 右は神居古潭石 1億数千万年前の海底火山の噴出物が高温高圧で固く変化したという パワーストーンだというから触ってきた〉
   
留萌本線

 起点は深川駅で、終点は増毛駅、駅数は20駅、全長66.8km、全線非電化の典型的なローカル線だが、残念なことに今年の12月4日をもって廃線が決定した。

ただ、廃止が決まったからだろうが、鉄道ファンとおぼしき人たちで結構混み合っていて、特に帰りの車両では、座りきれない人がたくさんいるという状況だった。ほかのローカル線でのガラガラ状態を見ているから、「ほ~」と思ったものだが、隣に座っていた地元の年寄りが「いつもこんななら、廃線にならなくてよかったんだよな~」とつぶやいていたのが印象的だった。

〈深川駅から留萌本線に乗り込む〉
   

〈いかにも重苦しい冬の日本海 まだ10月だけどね〉
   

〈留萌という地名はよく聞くが、今回の旅でローカルな地名の場所をたくさん覚えた〉
   
増毛

 頭の毛が心配な人には、希望を与える駅名だがマシケであってゾウモウではない。町名の由来は、アイヌ語の「マシュキニ」「マシュケ」(カモメの多いところ)からなのだそうだ。

この増毛は、高倉健の「駅 STATION」の舞台になった場所だ。殺人犯(根津甚八)を追う刑事役の高倉健が、小林稔侍らとともに、犯人の妹(烏丸せつこ)が働く増毛駅前の食堂を見張る。最後は切ない映画だが、高倉健の魅力が詰まった映画といえるだろう。

〈留萌本線終着駅 増毛駅に着いた〉
   

〈一目瞭然の終着駅〉
   

〈人は普段は気にしなくてもなくなる物に対しては惜しむ〉
   
 
〈ここでも時間がないので町を散策できない 15:41を逃すと17:47までないのだ〉
   

〈烏丸せつこが働いていた風待食堂〉
   
   

〈14:51に増毛駅に着いたが、15:41発深川行きは座れない人もたくさんいる 早めに車両に乗り込む〉
   
旭川

 人口およそ34.3万人、北海道の中央部の上川盆地にある中核市だ。北海道では札幌市に次ぐ人口で、国道・鉄道ともに北海道の東西南北4方向に向かう幹線の起点となっている。

昨年の夏は、青春18きっぷで稚内(北)から宗谷本線の起点の旭川で函館本線に乗り換え函館・青森(南西)に向かった。今回は富良野(南)からきて、増毛(西)へ往復し、明日は網走(東)に向かう。
興味のない人からすれば、何が面白いの?というところだろうが、知らない路線の知らない景色を眺めつつipodで音楽でも聞いていれば至福の時間だ。
   
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