平成28年10月20日　木曜日　曇り時々晴れ　苫小牧～鵡川～富良野
北海道ローカル線旅　第2弾　2日目 　苫小牧発7：58のJR日高線で鵡川駅に向かう。日高線は本来様似駅までの29駅、146.5ｋｍの魅力あるローカル線だが、2015年1月、大賀～大狩部駅間で発生した高波に伴う土砂流出の影響で不通のままだ。様似の先には、襟裳岬があり是非とも乗ってみたい路線だが、苫小牧から4駅先の鵡川までしか運行していない。 ネットでの情報によると、このまま廃線になる見込みが大きいようだ。北海道滞在中のローカルニュースでも、地元の自治体がJRから14億円の負担を求められているらしいが、そんな大金払えるわけがないと町長が言っていた。	〈JR日高線　鵡川駅　駅前にししゃもはない〉
地図で確認すると、JR日高本線はほとんどの区間を太平洋に隣接して走っている。高波で修復不可能なほどの損害を受けるのだから、よほど海に近い線路なのだろう。是非とも被害を受ける前に乗ってみたかった。 8：27に鵡川駅に着いた。鵡川はししゃもで有名な町だが、駅前にはししゃものしの字もない。時間があれば、少し歩いてししゃもを探したいのだが、10分後には折り返しのディーゼル車が出てしまう。何しろ8：37を逃すと、次は10：59、その次は13：03発だ。襟裳岬はまた今度車でゆっくりと来てみたい。そういえば、苫小牧で思い浮かぶのは、製紙工場と駒大苫小牧高校だけだと書いたが、吉田拓郎の名曲「落陽」に「苫小牧発～　仙台行きフェリー～　あのじいさんときたら～　わざわざ見送ってくれたよ～」というフレーズがあったね。	〈代行バスが鵡川駅前に止まっているが誰も乗る人はいない〉
〈苫小牧駅に向けて折り返しのディーゼル車が発車、鵡川の町を散策してみたかったが時間が足りない〉
〈JR日高線　鵡川駅〉	〈焼きたてのししゃもを食べたかったね〉
〈北海道の都市部を除くローカル線の乗客率は総じてこんな状況　廃線もしかたないか・・・〉
〈再び苫小牧に戻ってきた　昨夜泊まった東横インは駅のすぐそば〉	〈雪の季節に備えてラッセル車が〉
〈これから南千歳・新夕張で乗り換えて石勝線夕張駅に向かう予定〉
痛恨のミス 　ふたたび苫小牧駅に戻った鉄旅男は、10：02発で南千歳に向かい、さらに新夕張、夕張を目指す予定だった。立てた計画では南千歳で20分の乗り継ぎ時間がある。一本早い電車で北広島へ行けば、待ち時間なしで夕張まで行けることが分かったので、苫小牧駅で「ほっきめし弁当」を買って、千歳線に乗ったのだった。ほっきめしは新夕張から夕張までのディーゼル車内で食べる予定だ。 北広島に着いたら、すでに電車は入線していて10：24発だという。あれ？、乗る予定の電車は10：22発だけど、ま　変更もあるのだろうと思い込んでipodで音楽を聴いていたら、となりのホームから10：22発の快速エアポート100号が発車した。	〈苫小牧駅で買ったほっきめし　すごくうまかった〉
ガーン・・・ 東京の電車と違って、ローカル線は一本逃すととんでもないことになる。乗る予定の新夕張発11：59を逃すと、次は15：56までないのだ。乗りそこなった電車は快速エアポート、間違えて乗ったのは普通電車。追いつけるはずもなく、仕方がないので千歳駅まで行き、駅舎のベンチでちょうど目の前に現れた虹を見ながら、ほっきめし弁当を食べたのだった。 せめてもの救いは、ほっきめしがすごくうまかったことだろう。乗る路線の計画を立て直し、函館本線経由で今夜ホテルを予約してある富良野へ向かうことにする。	〈傷心を虹で慰めながら千歳駅でほっきめしを食べる〉
〈気持ちを切り替えて函館本線で滝川駅へ　さらに根室本線に乗り換える〉
〈乗り換え時間が少しあるので滝川駅を散策〉	〈滝川駅には明治初期からのレールがたくさん残っているらしい〉
〈駅のホームにばんえい競馬の像が〉	〈一時は不通になっていたが富良野の先の東鹿越までは運行するらしい〉
〈15：27滝川発に乗り込む　相変わらず車内はこんな状況〉
〈お～美しい　里の秋だ〉
〈窓の外を見る人はほとんどいない〉
〈北海道は杉・ヒノキなどの植林が少ないせいか山全体が紅葉している〉
〈芦別川と星の降る里・芦別駅　さぞ星空がきれいだろう〉
〈もうすぐ富良野に到着〉
〈16：34富良野に到着　駅には「北の国から」でやっていた「へそ踊り」〉
〈今夜の宿　FURANO NATULUX HOTEL　2食付きで12100円　サウナ付きの大浴場もあり快適〉
〈ホテルの窓から富良野駅方向　富良野にはリゾートホテルがたくさんあるが駅前はここだけ〉
〈山には積雪が　駅前の紅葉も美しい〉
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