令和3年4月27日 火曜日 晴れ 羽田空港~男鹿半島~黄金崎不老不死温泉 
 
   

〈昨年2月に奄美大島に行って以来の羽田空港から大館能代空港に向けて出発〉
   
津軽へ

 しばらく旅に出ていないので、連休前にと、前から行きたかった「黄金崎不老不死温泉」と「桜の弘前城」を訪れる計画を立てた。

思い立った3月中旬頃は、首都圏の1都3県に発令されていた「緊急事態宣言」も2度の延長を経て2か月半ぶりに解除されることになり、多少は旅行くらいという雰囲気だったのだが、今度は大阪と仙台で感染者が激増し、4月5日から「まん延防止等重点措置」を大阪・兵庫・宮城の3府県に適用することが決まった。12日からは、東京都・京都府・沖縄県にも適用することが決まり、大型連休中の「まん延防止」を徹底する意気込みだ。

〈コロナだろうが富士山は相変わらず美しい〉
   
まん延防止から三度目の緊急事態へ

 しかし、その意気込みもむなしく、4月25日には東京・大阪・兵庫・京都では5月11日まで3回目の「緊急事態宣言」を発出する事態となった。まったく何をやっているんだか。旅行から帰った4月30日の読売新聞には、『東京3か月ぶり1000人超す、大阪死者最多44人』などの見出しが載っている。感染者は5,914人増えて589,040人、死者は78人増えて10,217人だそうだ。

でも、これくらいで怖気づく弥次喜多道中ではない。飛行機は空調も完璧で都内の飲食店より安全、旅行は感染の犯人ではないと確信しているからだ。小池さんの「東京に来ないで」を無視して、万全の予防措置で羽田からANA719便に乗り込むのであった。

〈鳥海山はまだ雪で真っ白〉
   

〈予定通り10:30に大館能代空港に到着 予約時には8割方埋まっていた座席が3割程度しか座っていなかった〉
   
〈空港でレンタカーの手続き後、34年ぶりに寒風山を訪れる 世界三景とは・・・〉
   
 〈男鹿半島のつけ根の日本海沿いには風力発電がびっしり〉
   

〈誓いの御柱 なぜか五か条の御誓文が 広く会議を興し万機公論に決すべし 小学生の時に覚えた〉
   
二度目の寒風山

 今回、寒風山へは34年ぶりに訪れる。なまはげと一緒に撮った写真には昭和61年8月12日となっているから、実に30歳の時で、この時は目黒区柿の木坂のマンションに住んでいて、翌年の2月に横浜へ引っ越し、5月に長女が生まれたから、人生でも一番気楽だった頃かもしれない。

久しぶりにアルバムを引っ張り出してみたら、東京を暗いうちに車で出発し、十和田湖に昼過ぎに到着、奥入瀬を散策し1泊、翌日は太宰の生家「斜陽館」、南に下って十二湖に1泊、さらに翌日寒風山を訪れて、奥羽山脈を越えて遠野を経て釜石までいき、松島も訪れている。若かったのだ。

〈昭和61年8月に訪れた時はなまはげが出迎えてくれたのに・・・〉
   
〈パラグライダーを楽しんでいる人がいた 寒風山は2万年余り前に活動を始めた火山なのだそうだ〉
   

〈道の両側に菜の花が延々と続く八郎潟干拓地を能代方面へ〉
 
   
津軽国定公園舮作(へなし)海岸 不老ふ死温泉 
   
 
〈不老ふ死温泉の不死はひらがなの「ふ」になっている 誇大広告といわれないための予防策か〉
   
黄金崎不老ふ死温泉

 テレビの旅番組などではしょっちゅう見る海辺の有名な露天風呂だが、今まで行く機会がなかった。ネットで確認するとまだ空きがあるようなので地酒付きのプランを予約したのだった。

有名な海辺の露天風呂は左側が混浴で、右が女性専用となっている。ばあさまたちも一応女性だから、女性用に入ってくれればいいのだが、なぜか混浴のほうに入ってくる。女性には湯あみ着があるのだが、男用はないので露天風呂のそばですっぽんぽんになる。ま、この歳になればなんてことないのだが、それでもばあさまの視線が気になる。喜多さんはちゃんと女性用に入っていた。

〈風呂に続く廊下には訪れた芸能人のサインがいっぱい〉
   
〈長年来てみたかった黄金崎不老ふ死温泉 日本海に夕日が沈む 露天風呂にカメラは持ち込めないので館内にあった写真から〉
   
 不老ふ死温泉は、もっとひなびた温泉宿かと思っていたら、どうしてどうして結構モダンなホテルなのであった。部屋数は47室もあり、ひとり旅も多いのだろう、シングルルームも6室あり和室からベッドルームまで選べるようになっている。

食事は、お食事処で時間を指定して頂くのだが、ひとりで食事をしている一人旅の女性もいる。もちろんひとり旅のおじさんもいるのだが、こんな立派な食事を一人で黙々と食べるのはどうにも苦手だね。自分もローカル線旅などで一人旅をすることが多いが、食事はカウンター席で簡単に済ませることが多い。

〈こちらは館内の露天風呂だが最高 かなりの鉄分と塩分を含む〉
   
 
〈地酒が2本ついて入湯税込みでひとり15,000円 HP予約割引で計28,900円なり 食事もお酒もおいしかった〉
   
 
〈客室はすべて日本海側 潮騒の音が心地よい この日はちょうど満月だった〉
   
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