令和5年2月27日 月曜日 晴れ 横浜~会津若松 只見線の旅 
   
ローカル線旅東北編第4弾

 令和2年1月に始まった新型コロナ騒動も丸3年が経ち、感染者や死者は相当数報じられているものの、5月の連休明けからは2類から5類への移行も決定し、季節性インフルエンザと同じ扱いになるようだ。

平成31年3月の九州のローカル線旅以来出かけていないので、そろそろローカル線乗りつぶし旅に出かけたいと計画を立てた。今回は昨年10月に11年ぶりに再開した新潟県小出駅と福島県会津若松駅を結ぶ「只見線」をメインに、山形県の「左沢線」、秋田県の「秋田内陸縦貫鉄道」、青森県の「津軽鉄道」を乗りつぶす予定だ。

〈上越新幹線とき315号で新潟県浦佐駅まで〉
   

〈東京駅で見られる新幹線は15種類にもなるらしい 中でも北へ向かう新幹線はカラフルで楽しい 途中駅まで山形新幹線と上越新幹線が連結して走る〉
   
 
〈9:52発上越新幹線たにがわ ガーラ湯沢行き〉
   
 
〈こちらは10:04発東北新幹線やまびこ 仙台行き〉
   
JR東日本株主優待割引券

 旅好きの弥次さんとしては少しでも安く旅をしたい。その時点で使える割引切符を駆使してローカル線旅をするのが乗り鉄の醍醐味だ。もう少し待てば青春18切符が使えるのだが、今回の行程で新幹線を使わないのはきつい。

このような事態に備えて空はANA、陸はJR東日本の株主になっているから優待割引券を使って効率よくまだ乗っていない路線を乗りつぶそうと思う。
   
 割引内容は、
1.割引券1枚で当社営業路線内の運賃および料金を4割引します。
2.対象となる運賃は片道の普通片道乗車券、料金は片道の特急券・急行券・グリーン券・座席指定券です。
3.グランクラス、プレミアムグリーン、個室および寝台列車は運賃のみ割引の対象となります。
というもので、ANAみたいに全国が対象ではないが東北に出かけるにはありがたい割引券だ。


1日目は、横浜市内から会津若松駅までの乗車券と東京駅から浦佐までの新幹線特急券を4割引で購入する。

〈浦佐という駅は今回初めて知った〉
   
 もっともJR東日本には「大人の休日倶楽部ジパング」という会員制度があり、男性65歳以上、女性60歳以上で年会費を払えばJR東日本とJR北海道のきっぷが何回でも30%引きという特典のサービスもある。

車を使う旅が圧倒的に多いし、西に出かけることも多いので今のところ入会する予定もないが、東北に田舎がある人にはありがたい制度だろう。

〈本来6920円の乗車券が4150円に〉
   
 
〈スノボらしいケースを持った外国人が多い 日本人はコートを着て寒そうなのに半袖だ〉
   

〈東京駅10:16発上越新幹線新潟行き とき315号に乗り込む〉
   
 
〈浦佐駅 ほとんどの外国人は越後湯沢で下車した 上越新幹線口(毘沙門天口)と上越線口(八海山口)は人の姿もまばら〉
   

〈駅の正面に八海山が見える〉
   
 
〈浦佐駅で在来線の上越線に乗り換える〉
   

〈乗り換えの待ち時間が約1時間あるので浦佐の町を散策してみる〉
   
 
〈浦佐大橋を渡って魚野川を越える〉
   
 
〈浦佐駅12:48発 上越線長岡行きに乗り込む 只見線への乗り換え駅は2つ先の小出駅〉
   
 
〈わずか9分で小出駅に到着 13:12発の只見線 会津若松駅行きに乗り換える〉
   

〈会津若松駅まで4時間12分 小出から会津若松まで直通は1日に5:36、13:12、16:12の3本のみ 乗り遅れると大変だ〉
   

〈一面の雪景色に動物の足跡だけが点々と続く〉
   
只見線

 福島県会津若松駅から新潟県魚沼市の小出駅までを結ぶJR東日本の鉄道路線、駅数は36駅、沿線のうち奥会津から新潟県側にかけては豪雪地帯であり、並行する国道252号で福島・新潟県境にまたがる六十里越付近は冬季通行止めになり、その間は只見線が福島県只見地区と新潟県魚沼地区間の唯一の交通手段となる。このため、建設中に赤字83線に指定されるなど経営上の難がある閑散路線でありながら、国鉄再建法による特定地方交通線としての廃止対象から除外された。なお冬季の積雪量によって只見線も運休する。特に新潟県側は降雪が多く、除雪車がたびたび出動する。

〈雪景色を眺めながらウイスキーをぐびりと飲る〉
   
 「紅葉の美しい鉄道路線」第1位、「雪景色のきれいなローカル線」第3位、「好きなJRローカル線」第1位などに選ばれており、コロナ禍前は外国人観光客も多かった。

 しかし2011年7月30日、新潟・福島を襲った豪雨により会津川口駅~会津大塩間で只見川第5~第7橋梁が流失、また会津坂本駅~会津柳津駅間で路盤が流失し、会津坂下駅~小出駅間が不通となったが、2022年10月1日、会津川口駅~只見駅間が復旧し全線運転再開となった。
(ウキペディアより抜粋)

〈入広瀬駅に止まっていた除雪車〉
   
 
〈大白川駅の名所案内 尾瀬沼南方70kmは少し無理はないか? タクシーで1時間30分だと〉
   

〈美しい雪景色が延々と続く〉
   
 
〈今まで訪れたスイスやカナダの風景にも見劣りしない〉
   

〈こんな豪雪地区にも集落が〉
   

〈会津越川駅 福島県に入ると雪がだんだん少なくなってきた〉
   

〈中間あたりの会津川口駅で上りと下りの待ち合わせを行うのでしばし外に出て体を伸ばす〉
   
只見~大白川駅間で当面運休へ(2023.3.3)

 ローカル線旅を終えて旅日記をまとめようとPCを検索していたら、『JR東日本新潟支社東北本部は明日3月4日(土)から当面の間、只見線の只見~大白川間(1駅間、20.8km)の上下線で運転を見合わせると発表しました。』という記事を見つけた。弥次さんが乗ったのが2月27日だからラッキーとしか言いようがない。今回の運休に伴うバスなどによる代行輸送は行われません。運休の理由について、同社では気温上昇によって落雪の可能性があるためとしています。

あ~よかった・・・としか言いようがない。春休みに青春18きっぷを使って乗りに来ようとしたら途方に暮れたところだろう。
   

〈会津西方駅〉

〈郷戸駅 だんだん雪が少なくなっていく〉
   

〈会津柳津駅にはSLが保存してあった〉
   
 
〈会津坂下(ばんげ)駅あたりまで来ると雪はほとんど積もっていない 車窓に見えるのは会津磐梯山(1819m〉
   
 
〈17:24 時刻表通り会津若松駅に到着 小出から会津若松まで正規料金は2640円だが横浜から会津若松まで4150円で来られた〉
   
会津若松

 2度目の会津若松駅に着いた。前回来たのはもう10年も前のことで、2013年に放送されたNHK大河ドラマ「八重の桜」の年だったように思う。

福島県は幕末・明治維新以降、震災、原発事故にいたるまで何かと大変な思いをしている県ではあるが、今日はちょうど夕刻に会津若松駅に着くので駅前フジグランドホテルを予約しておいた。

〈車窓から見かけたグリーンマンション 大家さんの度胸に驚く〉
   
 
〈只見線を存続させるには地元の人がもっと利用しないと無理だと思う ガラガラだった〉
   
 
〈会津若松駅には白虎隊の像が いつも複雑な思いにさせられる〉
   
駅前フジグランドホテル

 名前の通り、会津若松駅から徒歩1~2分のホテルでシングル5800円なりだ。近くに日帰り温泉施設があり、宿泊客はその温泉が使えるのだが、非常にいいお湯でした。

外に食べに行くのも面倒なので駅のコンビニでビールとカップヌードルを買って部屋で済ませることにする。

今日は、横浜市営地下鉄ブルーライン、東海道線、上越新幹線、上越線、只見線と乗り継いで来た。乗っているだけでも結構疲れる。
   
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