令和2年10月14日 水曜日 晴れ GoToトラベルキャンペーン 北海道編
 
   
GoToトラベルキャンペーン

 旅は基本的にツアーには乗っからないことが多い。団体行動が苦手なことと、行きたくない店や観光地まで連れていかれ
ることが苦痛だからだ。

今回のコロナ禍では、特にJRや私鉄などの交通系やANA・JALなどの航空会社や代理店、観光地のホテル・旅館・土産物屋
さんなどが壊滅的な減収に苦しんでいる。まだまだ感染者は収まらないのだが、政府はそれらを援助するため「Go Toトラ
ベルキャンペーン」と称する旅行代金支援策を開始した。東京は感染者が圧倒的に多く、小池都知事が施策を批判したもの
だから、東京都在住の人と目的地が東京の旅行は除外されることになった。(10月からは感染者は相変わらずだが、東京都
も仕方ないから混ぜてやるか・・・ということになったので、旅先も飛行機も混雑していることだろう。)
 

キャンペーンの仕組みは、一人一泊2万円を上限に旅行代金総額の最大半額を支援するというもので、旅行好きには非常に
ありがたい支援策だ。9月までは旅行先で使えるクーポンが間に合わないので、その70%が旅行代金から差し引かれ、10月
以降はさらに残りの30%がクーポンで支給されるらしい。ただ、このところ毎日1,000人を超える感染者が報告されている
中で、果たして旅行などに行ってよいものかと思っていたところ、阪急交通社から1枚のDMが届いた。

往復の飛行機と、星野リゾート トマム ザ・タワーの2食付き、滞在中のレンタカーがついて、2泊3日で3万円弱、3泊4日で
4万円弱という価格設定だ。セットされたツアーではあるが、すべてが個人旅行なので、ちょうど7月にオープンした北海道
白老の「ウポポイ(民族共生象徴空間)」に行きたいと思っていた弥次さんはさっそく飛びついたのだった。
 
   

〈往復の飛行機+2食付き3泊+レンタカーで約4万円 かなりお得ではないですか?〉 
   
GoToトラベル地域共通クーポン

 このパックツアーは阪急交通社の商品なので、羽田空港のJALカウンターに阪急交通社の出店があり、出発前にクーポンを受け取ることになっている。受け取り忘れると権利消滅だ。

利用条件は、左下に使える都道府県名が印字されており、今回は北海道と青森県で使える。函館あたりに行く人は帰りに青森を観光する人もいるだろうという気遣いなのか。また、使える日が印字してあり、旅行の出発日から終了日までで、それを過ぎると一切使用できないが、知人にそれを知らず9,000円を無駄にしてしまった人がいた。今回は2人分併せて18,000円分のクーポンをいただいたので、有効に使い切りたいと思う。

〈これがGoToトラベル地域共通クーポン〉
   
トマム1日目

 というわけで、8月に星野リゾート トマム ザ・タワー3泊のプランを予約してスケジュールを組む。3泊と言っても安いツアーは行きも帰りも昼頃出発の効率の悪い出発時間の設定になっている。トマムへは新千歳空港から2時間近くかかるので、行くだけで一日、帰るだけで一日をつぶしてしまう。かといって追加料金を払って朝早い便や夕方の便にするのもくやしい。

ゆっくりと横浜の家を出て、羽田には11:30頃着いたが、出発は13:30なので蕎麦屋さんで昼食をとり、ラウンジでゆっくりして過ごす。

〈本当はANAを応援しているのだがパックツアーなので仕方ない〉
   
新千歳空港からレンタカーでトマムへ

 定刻の13:30に羽田を飛び立ったJAL機は、無事予定通り15:00に新千歳空港に到着。キャンセル待ちの人もいたくらい満席でのフライトだった。このくらい乗客が戻ってくれば、航空会社も一安心だろうが、あくまで国内線だけの話で、国際線はまだほとんど飛んでいない。

大学生の人気企業で常に上位の全日空や日本航空もJR各社もまさかこんな時代が来るとは夢にも思わなかったことだろう。
ANAは冬のボーナスもなく年収で3割減と報道されていた。

〈トマム ザ・タワーは36階建てで33階の部屋だった〉
   
部屋は33階で眺望抜群

 レンタカーは、聞いたこともないトラベルレンタカーという会社で、これもパックツアーだから仕方ない。レンタカー代はツアー料金に込みなのだが、免責保証代(いわゆる保険)は現地で払わねばならない。基本パックが1日1,100円、さらにほとんどの自損事故やレッカー代もカバーするという追加パックが1日825円。合計7,700円、捨てるようなものだけど、万が一鹿が飛び出して大事故にということも考えられるので、地域クーポン7,000円分と現金700円で支払う。

16:00頃千歳をレンタカーで出発し、トマムまでは約100km。千歳東ICからトマムICまで道央自動車道と道東自動車道を使うが、それでも1時間半はかかる。

〈枕が変わるとなかなか寝付けない〉
   
トマム ザ・タワー

 部屋は安いパックツアーだし、期待もしていなかったのだが、36階建てのタワーでも最上階に近い33階の眺望の良い部屋だった。ただし、18:00頃付いた時には真っ暗で、隣にもあるリゾナーレトマムの明かりが見えるだけで、あたりがどんな景色なのかまったく見えない。

パックには、1食5,500円の夕食券と1,100円の朝食券がついている。様子がわからないが、たくさんあるレストランの中から割りとすいていそうな「北海道ジンギスカン キング」という店に入ってみた。北海道でジンギスカンを食べるのは2度目だが、いろいろな部位のセットですごくおいしかった。ビールと冷酒も頼んで11,700円。700円の負担でおいしい夕食を楽しめた。

〈こんな山中に一大リゾート施設が〉
   

〈においは多少あるがおいしいラム肉でした 羊のタンも初めて食べた〉
   

〈ミナミナビーチへは巡回バスで 木林の湯という露天風呂は最高だが温泉ではないのだそうだ〉
   
ミナミナビーチ・木林の湯

 星野リゾート トマムは広大な面積なので、ザ・タワー、レストラン、リゾナーレトマム、ビュッフェダイニング、プール、露天風呂などを巡回バスが15分間隔で巡回している。

せっかくだから我々もバスに乗って露天風呂に行ってみる。水着は持ってこなかったのでプールには入らないが、露天風呂は最高に気持ちよかった。温泉でもないただの風呂だが、熱すぎず、ぬるすぎず、外の風景を眺めながらいつまでも入っていられる、そんな感じの露天風呂だった。もうすこし、ホテルから近ければよいのだが、帰るまでに湯冷めしてしまいそうだ。

 

〈広大な施設内はこのバスが巡回している〉
   
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