令和5年10月8日~9日 日曜日~月曜日 晴れ 横浜~大洗~苫小牧~札幌
 
   
北海道ドライブ旅第2弾

 今年の夏は異様に暑かった。10月に入っても最高気温が32~3℃を超す日が続き、夜もエアコンが欠かせない状況だった。こんなことは初めての経験だ。地球は明らかに温暖化どころか熱帯化しているようだ。

そんな中、1人暮らしの娘に「夏休みはどうするの」と聞けば「特に予定もないけど有休を消化しなければ」というので、「では北海道にでも行ってみるか」と提案すると「行ったことないので行きたい」という。そんなわけで親子3人の北海道ドライブ旅を計画したのだった。

〈大洗港から苫小牧港へ18時間の船旅〉
   
フェリーで大洗から苫小牧へ

 
6年前の平成29年(2017)にも、大洗港から苫小牧港へ「さんふらわーふらの」に車を積んで個室でゆったりと北海道へ渡る計画を立てたのだが、出発当日の10時ころに商船三井から「機関の故障で欠航が決まりました」と無情の電話が。

北海道各地に10泊も予約をしていたので仕方なく青森まで走り青函フェリーで函館へ、帰りこそ苫小牧からフェリーの個室でゆっくり海でも眺めながら帰ろうと思っていたら、前日にまた商船三井から「台風が近づいているため明日の便は欠航が決まりました」との電話が。

「またご利用ください」というから「二度と利用しないと思います」と答えたが、やはり自分の車を北海道に持ち込もうと思ったら、どこかでフェリーに乗るしかない。


〈6年前には行きも帰りも乗れなかった新さんふらわあふらの〉
   
フェリー旅

 北海道にフェリーで渡るにはいくつかの方法がある。一番乗る時間が少ないのは青森県大間~函館航路、ポピュラーなのは本数の多い青森~函館航路、日本海を行く新潟~小樽航路、吉田拓郎の「落陽」を思い出せば仙台~苫小牧航路もある。

しかし、いずれもかなりの距離を走らねばならないのでやはり茨城県大洗港から苫小牧港への航路を選択。10月はシニア割引よりお得な秋割引があるらしいのでネットで予約する。



〈乗船手続きをすると個室のカードキーを渡される〉
   
新さんふらわあふらの

 新さんふらわあは「ふらの」と「さっぽろ」が2017年の新造船で、乗船日により乗る船が決まるが、行きの10月8日も
帰りの15日も「ふらの」の運行日だ。

個室はスウィート
(37.91㎡)、プレミアム(17.23㎡)、以上はバルコニー付き、プレミアムバリアフリー(25.65㎡)
スーペリアオーシャンビュー
(13.35㎡)などがあり、窓がない内側の部屋やペットと泊まれる部屋もあるようだ。
個室以外では、カプセルホテルレベルのコンフォート、カーテンで間仕切りだけのツーリストという大部屋もあるようだ。
もちろん料金は大幅に違う。
   

〈乗船手続きをすると1人1枚づつカードキーを渡される〉

〈行きは結構揺れたが普通に眠れた〉
   
スーペリアオーシャンビュー

 予算があるので、その中でも4人部屋で家族旅行に最適というスーペリアオーシャンビューという部屋を選択。程よい広さでなかなか快適に過ごせるし、4人部屋だが3人で利用するには追加料金は不要だ。

繁忙期と閑散期とで1.5倍程度の差はあるが、10月はB期間ということで割と安めの設定だ。それでも乗用車(5m未満)は33,000円、運転者は12,200円、同乗者は22,500円で合計90,200円。10月は秋割引で82,830円となった。


早割のチケットで羽田から新千歳空港まで飛行機で行き、1000CCクラスのレンタカーを借りる方が安く上がるが、乗りなれた自分の車を運転できる安心感と荷物やみやげの積み替えの必要がない便利さと、まあ仕方ないところだろう。

〈部屋にはシャワーがあるがすぐ近くに大浴場があるので使わない〉
   
 
〈全長199.7m 全幅27.2m 総トン数13,816t 旅客定員590名 車両搭載数大型トラック154台/乗用車146台 航海速力24ノット(時速44.4km)〉
   
 
〈日頃の行いが良いおかげか今後1週間はずっと晴れの予報〉
   

〈19:30に大洗港を出港して翌日13:30に苫小牧港に到着予定、現在は下北半島沖を通過中〉
   
2日目 10月 9日  月曜日 札幌
3日目 10月10日 火曜日 札幌~帯広~釧路
4日目 10月11日 水曜日 釧路~網走
5日目 10月12日 木曜日 網走~北見~小樽
6日目 10月13日 金曜日 小樽~余市~登別温泉
7日目 10月14日 土曜日 登別温泉~洞爺湖~昭和新山~苫小牧
8日目 10月15日 日曜日 大洗~横浜
   
北海道ドライブ旅Ⅱ 2日目
苫小牧から札幌へ


 今回巡る北海道は実はほとんど行ったことのある場所で、北海道が初めてだという娘のためにこれぞ北海道という名所ばかりのコースを設定した。

まずは苫小牧から50km程度の札幌で時計台を見学する。日本三大つまらないモニュメントなどと言われるが、そんなことはないと思う。新渡戸稲造や内村鑑三などが学んだ札幌農学校は現在の北海道大学だが優秀な学生ばかり集まっていたのだろう。

〈二度目の時計台〉
   
 
〈前回も感嘆した新渡戸稲造のノート 凡人とは頭の構造が違うのだろう〉
   
 
〈クラーク博士と記念撮影 E.Howard社製の約100年前の塔時計はニューヨークで使用されていたものが寄贈されたそうな〉
   
本日は札幌泊まり

 苫小牧港に13:30に着岸し、札幌まで道央自動車道を走り、とりあえず札幌時計台を見学すればもう夕方だ。クラーク博士の像で有名な羊ケ丘公園に着いたのは16:45で17:00には閉園らしい。翌日に出直すことにして本日の宿にチェックイン、札幌駅まで引き返してスープカレーを食べることにする。

本日の宿は、アパホテル&リゾートで札幌駅からは少し離れている。最初はすすきのに車を停めスープカレー屋さんを探したが見つからず、札幌駅近くの駐車場に停めて駅ビルを探したらあった。初めて食べるスープカレーだが、どのように食べるのが正解なのだろうか。普通のカレーでライスとカレーが別々に出てくるとカレーをライスにかけて食べるだろう。しかし、スープカレーではライスをスプーンに乗せスープに浸して食べるのも正しいような気がする。


〈海鮮とチキンのスープカレー おいしかった〉
   
番外編に戻る 3日目へ
   
ポータルサイトに戻る  
   
inserted by FC2 system