平成29年10月11日~12日 水曜日・木曜日 横浜~盛岡~青森~函館~名寄 曇り
   
北海道ドライブ旅

1日目      10月11日   水曜日   横浜~盛岡
2日目      10月12日   木曜日   盛岡~青森~函館~名寄
3日目      10月13日   金曜日   名寄~音威子府~サロベツ~稚内
4日目      10月14日   土曜日   稚内~礼文島~利尻島~稚内
5日目      10月15日   日曜日   稚内~宗谷岬~クッチャロ湖~紋別
6日目      10月16日   月曜日   紋別~サロマ湖~能取湖~網走~知床五湖~知床斜里
7日目      10月17日   火曜日   知床斜里~根室~納沙布岬~厚岸~釧路
8日目      10月18日   水曜日   釧路~襟裳岬~富良野
9日目      10月19日   木曜日   富良野~旭山動物園~層雲峡
10日目    10月20日   金曜日   層雲峡~黒岳ロープウェイ~登別温泉~洞爺湖
11日目    10月21日   土曜日   洞爺湖~地球岬~函館~青森
12日目    10月22日   日曜日   青森~八幡平~田沢湖~角館~銀山温泉~白河
13日目    10月23日   月曜日   白河~白河関~境明神~横浜
   
 
〈当初予定にはなかった横浜~苫小牧間を往復で走ってしまった〉
   
北海道ドライブ旅 1日目~2日目

 一応、『老齢』厚生年金をもらえる歳を迎え、堂々と有閑階級を名乗っても誰にも後ろ指をさされないだけの境遇にはなったのだが、このところ旅行の計画を立ててはキャンセルする事態が続いている。

3月には、まだ行ったことのない伊豆大島へ椿祭りを見に行こうと、伊東港からのジェットフォイルや大島でのレンタカーも予約したのだが、朝が早いため伊東のホテルに泊まったものの、暴風雨で船がすべて欠航になりキャンセル。
4月には、シルクロードのサマルカンドやヒヴァ・ブハラのツアーを予約したものの、義母がケガをしてキャンセル。

〈東北自動車道をひたすら北上して津軽SAに到着〉
   
 5月には箱根の「小田急山のホテル」に泊まって見事なつつじを見たいという義母のリクエストで予約したが、これも体の調子が今一つということでキャンセルした。

そんなおり、
義母から「もうだいぶ良くなったから二人でどこか旅行にでも行っておいで」ということなので、いろいろパンフレットをもらってきては行先を検討した。海外は行っていないところばかりなので、近場で「台湾」「ベトナム」、秋の紅葉は「カナダ」、スペインとスイスは行ったけど、「ドイツ」も「イタリア」も行ってみたいね・・・などとりとめもない。


〈今頃新造船「さんふらわあ ふらの」の個室でのんびりしてるはずなのに・・・〉
   
 そうこうするうちに、JAFで「北海道ドライブ旅」プランを見つけ、海外もいいけど日本もまだまだ行ってないとこあるよね、と12日間の「北海道ドライブ旅」の計画を立てた。ただし、JAFのプランは利用せずNEXCO東日本の「北海道高速道路乗り放題プラン」を利用して、あとはすべて自前の計画だ。

弥次さんは、ローカル線旅で一人最北の宗谷岬や、最東端の納沙布岬も訪れているが、喜多さんはまだ行ってないということで、この際北海道を網羅するドライブ旅に出かけることに決定。
過去5回訪れている北海道には、すべて羽田から飛行機でやってきた。利用した空港は「女満別空港」「釧路空港」「函館空港」「稚内空港」「千歳空港」とけっこう多彩だ。


〈津軽海峡フェリーを予約してとりあえず函館を目指す〉
   
 今回は、忙しい勤め人には究極の贅沢といってもよいだろう、片道19時間もかかるフェリーだ。乗りなれた
自分の車を積み込み、茨城県の大洗港を夕刻出発したら、翌日の昼過ぎに苫小牧港に到着する。特に今回予約
したのは、5月に新造されたばかりの「さんふらわあ ふらの」のオーシャンビューの和洋室個室だ。ゆっくり
太平洋を眺めながら船旅ができる。
そろそろ大洗港に向け出発するか、と準備をしていたら出発日当日の10時
ころ、商船三井フェリーから電話があった。予約の確認かと鷹揚に構えていたら、なんと機関の故障で本日の
便は欠航になるという連絡だった。


それはないだろう!!! と怒ってみたがどうなるものでもない。北海道のホテルはすでに10泊分予約して
ある。北海道に渡らなければ今からすべてキャンセルだ。はらをくくって青森からフェリーで渡ることにし、
とりあえず青森までの長距離ドライブの覚悟を決める。


11時ころに横浜の家を出た弥次喜多道中は、首都高・東北自動車道を乗り継いで、今夜どこまでいけるかを
考えた。仙台あたりですでに暗くなったが、ここでくじけては明日の青函フェリーがきつくなるかも、という
ことで頑張って盛岡南まで走りホテルに泊まることにした。
   

〈やっと10:00発のフェリーに乗ることができる 函館着は13:40の予定だ〉
   
 夕べは、途中のSAでネット予約して盛岡駅近くのホテルに宿泊したが、ここまですでに700km近く走ったことになる。ガソリンも満タンで出発したのに40L近く使った。商船三井の大型フェリー「さんふらわあ ふらの」の個室で、ゆったりと海の旅を楽しむつもりでいたのに、この落差は何だろう。多少の休憩はとったものの、ほとんど走りっぱなしで疲れがたまっているが、明日も早起きして、青森港10:00発のフェリーに間に合うように頑張って走るつもりだ。

翌朝、6:00には盛岡のホテルを出発し、青森港には予定通り9:00前には到着。乗船手続きも済ませ、初めての青函航路のフェリーに乗り込む。
 
〈青森港~函館港の所要時間は3時間40分〉
   

〈右手に見えるのは下北半島〉

〈時々雨がぱらついたりはっきりしない天気〉
   

〈3年前に夜景を見た函館山が見えてきた 2等船室はガラガラ 寝っ転がってゆく〉
   
6度目の北海道上陸

 50歳を過ぎるまで、北海道と沖縄にはいったことがなかった弥次喜多道中であるが、北海道はこれで6度目になる。しかし、飛行機以外での北海道は初めてで、海から見る函館も感慨深いものがある。司馬遼太郎の「菜の花の沖」を面白く読んだが、江戸時代に蝦夷の航路を開いた高田屋嘉兵衛が、この函館に目をつける前はさびれた寒村だったそうだ。函館山に囲まれた湾が多くの船を守ってきたのだろう。

というような感慨に浸る時間もなく、今夜の宿泊を予約してある名寄まで走らねばならない。函館に到着早々、道央自動車道の始点「大沼公園」から、終点「士別剣淵」までの約444kmを走ることになるが、盛岡~青森間、士別剣淵~名寄間を合わせると700km近くにもなる。

〈やはり3年前に上った五稜郭タワーも見える〉
   

〈豊浦噴火湾PA ハイウェイオアシスで一休み とりあえず20:00過ぎに名寄のホテルに着くことができた〉
   
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