（世界のデータはＪｏｈｎｓ Ｈｏｐｋｉｎｓ大学、ＷＨＯ。日本のデータはＪＸ通信社）
このようなデータはどこまで信じてよいものやら判断に迷うが、国や体制が信頼できるかということに尽きるだろう。
まず中国、この数字はまったく信頼できるものではないと断言できる。実際に死者数を隠ぺいしていたし、14億人を
超える国でこのような数字で収まっているわけがない。インドも13.5億人いる国で隠ぺいはしていないかもしれない
が、全国の正確な集計は至難の業だろう。北朝鮮はいまだに感染者ゼロと言い張っているが、一番信用していない
のが自国民だろう。うかつなことを口にするとすぐに行方不明になったり、収容所に入れられたりするらしいから、
信じているふりをしているだけだろう。
また回復者数の極端に少ないイギリスやオランダ・ポルトガル・スウェーデンなどは回復の程度の認識の違いなのか、
集計が間に合っていないのか。逆に感染者数に比べて極端に回復者が多い中国・イラン・韓国などは何をもって回復
したとしているのか疑わしい・・・というようなことが見えてくる。 |
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| 新型コロナウイルスについて 雑感 その2 2020.5.28 |
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〈県をまたいだ移動は自粛ということで近くの港の見える丘公園へ散歩 せっかくのバラ園もテープを張って入場禁止〉 |
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〈港の見える丘公園から見る横浜ベイブリッジ〉 |
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〈氷川丸も入場禁止に〉 |
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〈ダイヤモンド・プリンセスのおかげで豪華客船の旅は大ダメージ〉 |
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〈飛鳥Ⅱは出番のないまま国際大桟橋に係留されている かわいそう〉 |
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〈挙句の果てに改装工事中ボヤ騒ぎまで起こしてしまった〉 |
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〈人影もまばらな赤レンガ倉庫 コロナ以前では考えられない光景〉 |
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前回、新型コロナウイルスについて雑感を書いてからひと月以上経った。その間に世界の感染者数は572万人に
増え、死者は35.6万人に増えた。ひと月で感染者数は300万人以上、死者はちょうど2倍の17.8万人増えた。一方
日本では感染者数16,694人、死者883人と感染者数は4000人程度、死者は600人近く増えている。ただ、個人的な
意見だが、毎年10万人以上が肺炎で亡くなっていることを勘案すればよく抑えられているのではないか。もちろん
中には若くしてコロナウイルスにかからなければ死ななくてすんだ人もいるだろう。しかし、欧米の死者数をみれば
日本は明らかにうまくしのいでいると言ってよいのではないか。
テレビのワイドショーなどではあまりにも無責任な政府批判や、ＰＣＲ検査数の少なさに対しての根拠のない非難
などが目に余るので基本的に見ないことにしているのだが、特に某大学の教授と称している女性とか、テレビ朝日
の平社員らしい某などの無責任なコメントは、良識のある日本人には底が見えていると思うのだが、このようなコ
メントに踊らされる人たちも一定数以上いることは確かだろう。
一貫してＰＣＲ検査をもっと増やすべきだ、全国民を検査すべきだと無責任なことを言い続けた挙句、ほぼ成功し
た日本は国民が自主的に頑張ったおかげだと言いたげだ。某国のように手当たり次第にＰＣＲ検査をしていたら、
擬陽性の人たちも含めて病院に押し寄せて医療崩壊が起きていたかも知れない。それをあおったマスコミや他の
コメンテーターも含めてしっかりといかに無責任なコメントを垂れ流したか検証してもらいたい。
だいたい、一人2～3万円かかるというＰＣＲ検査を仮に行ったとして、晴れて陰性のお墨付きの結果をもらい、さ
あ安全だと翌日に飲み会でもやってかかるかもしれないのに、症状のない人まで全員検査して何になるというのだ。
それにしてもブラジルのように感染者も死者も膨大な数にのぼるのに「それがどうした」という大統領のいる国や、
最初から集団感染による免疫力を狙って一切の制限を行っていないスウェーデンなど、つくづく日本人でよかったと
思っている人は多いだろう。アンチ安倍のマスコミや、左がかったコメンテーターや、無責任な芸能人など安倍さん
をたたくことを喜びとしているようだが、東日本大震災や福島原発事故の時の民主党がいかに頼りなかったか、すで
に忘れている人が多いのだろう。
あれからひと月経った世界の状況はどうなったか。
アメリカ 染者数170万人 死者10万人
ブラジル 感染者数41万人 死者2.6万人
ロシア 感染者数38万人 死者0.4万人
イギリス 感染者数27万人 死者3.8万人
スペイン 感染者数24万人 死者2.7万人
イタリア 感染者数23万人 死者3.3万人
フランス 感染者数18万人 死者2.9万人
ドイツ 感染者数18万人 死者8千人
日本 感染者数1.7万人 死者883人
ドイツや韓国の検査体制を見習えと声高に言っていたコメンテーターと称する人たちはこの数字をどう説明するのか。
2週間後にはニューヨークのようになると無責任に煽り立てていた専門家と称する人たちはこの結果をどう釈明するの
か。是非聞いてみたいものだ。
4月7日に出された緊急事態宣言も5月25日には全国で解除された。まだ当然安心してはいけないのだが、日本人の偉い
ところは解除された後もほとんどの人がマスクをし、三密を守ろうとしている。海外のニュースでは解除されたとたん
にプールで密集してバカ騒ぎしている映像が流れていた。
ネットにいかがなものかと思われるコメントが載っていた。日本がこのように罰金を伴う強制的な都市封鎖ではなく、
またスマホや監視カメラで国民の行動を徹底的に監視する人権無視政策をとることもなく、感染者・死者を抑え込めた
のは、日本人の清潔好き、規律性のせいではないというのだ。どうしても日本あるいは日本人を貶めたくて仕方ない人
間がいるということだろう。もちろんアジアでは感染者も死者も全体的に少ないことからアジア人が獲得していた遺伝
子というのもあるかもしれないが、江戸時代に日本に来航した欧米人は日本人の清潔さに驚いたという。道路にゴミ一
つ落ちていないし、江戸には上水道がはりめぐらされていた。町人のし尿も農家に買われて肥料としてリサイクルされ
ていた。一方フランスあたりではそのころ家にはトイレもなく、部屋でおまるに排泄した糞尿は道路にぶちまけていた
そうだ。風呂に入る習慣もなく、体臭をごまかすために香水が発達したというのは有名な話だ。
一部の日本人はどうして自国を卑下したがるのかよくわからないが、日本人全体を、もっと褒めても良いと思う。 |
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| 新型コロナウイルスについて雑感 その3 2020.6.29 |
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〈バラ園越しの大佛次郎記念館〉 |
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〈本牧から港の見える丘公園を経由して山下公園へ いい散歩コースを見つけた〉 |
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早いもので、前回雑感をしたためてからまたひと月が経った。5月25日に「緊急事態宣言」が解除されるほど感染者は
減少してきたのだが、6月2日には東京都で34人の感染者が出て、「東京アラート」なるものが発令された。レインボー
ブリッジや都庁舎を赤く照明で照らして、都民に注意を喚起するものらしい。数日間で「東京アラート」なるものは解除
されたのだが、6月29日現在東京では連日60人前後の感染者が見つかっている。あの「東京アラート」とはいったい何
だったのか。小池さんの横文字好きには苦笑せざるを得ないが、世界の情勢はそんな悠長なことを言っている場合では
ない。
世界での感染者数は本日1,015万人を超えた。死者も50万人を超え、ひと月前より感染者数で443万人、死者が14.6万人
増えた。相変わらずアメリカは感染者・死者数ともすさまじく、対応の脆弱なブラジルが猛烈に感染者・死者数を増やし
ている。アメリカではマスク着用の指示に対して、「神から与えられた呼吸をする権利を奪うな」とデモがおきているら
しい。トランプ大統領は相変わらずマスクはカッコ悪いものと思っているらしく一切つけていないし、支持者も見習って
いるようだ。ブラジルの大統領は死者が増えても「人間いつかは死ぬ」とうそぶいているらしいが、こういう人たちは感
染して、苦しい思いを経験したほうが人類のためではないだろうか。（その後ブラジルのボルソナーロ大統領は感染したが、軽症で済ん
だらしいので、こんなものかと対策も取らず、今後さらに感染者と死者数は増えていくことだろう）
日本でも、新宿歌舞伎町のホストクラブやキャバクラといった三密をしに行く店からクラスターが発生し、また従業員に
積極的にＰＣＲ検査をさせているがゆえに感染者が発見されているようだが、このような状況を見ると、前回褒めた日本
人の美点は訂正せざるを得ないかもしれない。北海道の小樽では、60代～80代のじいさん・ばあさんがスナックでの昼
カラオケで13人も集団感染したらしい。老いも若きも「緊急事態宣言」が解除されたとたんにゆるみきっているのではな
いか。日本全体では連日100人前後の感染者が出ているし、終息には程遠いと言わざるを得ないだろう。
世界の情勢は、
アメリカ 感染者数255万人 死者12.6万人
ブラジル 感染者数134万人 死者5.8万人
ロシア 感染者数64万人 死者9千人
インド 感染者数55万人 死者1.6万人
イギリス 感染者数31万人 死者4.4万人
ペルー 感染者数28万人 死者9千人
チリ 感染者数27万人 死者6千人
スペイン 感染者数25万人 死者2.8万人
イタリア 感染者数24万人 死者3.5万人
イラン 感染者数22万人 死者1.1万人
メキシコ 感染者数22万人 死者2.7万人
日本 感染者数1.8万人 死者972人
このままでは、来年に延期した東京オリンピックの開催も難しいだろうし、せっかく開始したプロ野球やサッカーも観客を
入れてのゲームが困難になるだろう。三密はダメだ！と言っているのだから、やはりそのような店はかわいそうだが行って
はダメだろう。小樽の昼カラで感染した80代が亡くなったそうだ。案外本人は｢好きなカラオケで死ねて本望｣とか思ってい
るかもしれないが、家族や周りの人たちは迷惑に思っているに違いない。 |
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| 新型コロナウイルスについて雑感 その4 2020.7.25 |
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セルフカラオケ
昼カラでじいさん・ばあさんが集って歌を歌いたいのもよくわかる。いくら自粛と言っても、一日中家にこもっているのも気が滅入る。今までクラシックギターしか弾いてこなかった弥次さんも、気晴らしに初めてエレアコギ（エレクトリックアコースティックギター）YAMAHA AC3M ARE Tobacco Sunburstを買ってみた。そういえば、今回のコロナ騒動以後、店には行かずにAmazonや楽天で商品を取り寄せることがすごく増えた。確かに便利だ。
カラオケは喜多さんが好きで割とよく行っていたのだが、この騒動では怖くて個室カラオケも行く気がしない。声を出して歌うことは健康にもいいし、ストレスも発散できるが、感染のリスクとストレスの発散、どちらを選ぶかと言われれば躊躇せざるを得ない。そこで、自分で演奏しながら歌う「セルフカラオケ」だ。いわゆる「弾き語り」だが、昭和のフォーク＆ポップスを演奏し歌う、おじさんとしては健全な趣味だろう。ただ、近所の手前大声を張り上げるわけにはいかないので、かなり遠慮気味に拓郎やこうせつになりきるのだった。 |
〈退屈なので初めてクラシック以外のエレアコギを購入〉 |
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さらにひと月が経った。世界の感染者数は1,567万人を超え、死者は63万8千人を超えた。感染判明者数は552万人増え、
死者は13万8千人増えた。日本はどうかというと、感染判明者が1.1万人増えて2.9万人。一方死者は22人増えて994人だ。
世界では感染判明者数に比例して死者数も増えているが、日本では検査数の増加で感染判明者は増えているものの死者
を極力抑え込めている。これは、感染者が若年世代が多いせいか、それとも疾患を抱えていたり、免疫力が弱い人たちは
すでに亡くなってしまったということか。発表される感染者数はあくまで判明した数だから無症状の感染者がどれくらい
いるのかは見当もつかない。
やはり、「緊急事態宣言」が解除されたことで、緊張感が緩んでしまったのか、特に東京では連日200～300人台の感染
者が判明しているし、県をまたぐ移動が緩和されたことで、関東近県のみならず地方の県までも感染判明者が増えている。
山口県では目立つことを目的にしているというバカな「ユーチューバー」とか称する男が、感染しているにも関わらず、
マスクもせずあちこちに立ち寄りウイルスをばらまいて歩き、愛知県で精算前の食品を食べるところを発信し逮捕された。
最近、小学生の将来なりたい職業上位だという「ユーチューバー」。世も末かと前期高齢者は憤慨する。ちゃんと額に汗
して働け！！！と言いたい。
弥次さんはもともと酒席が苦手で、会社勤めをしている時も、毎日飲まずには帰れないおじさんたちとは付き合いきれな
かった。それでもやはりサラリーマン時代は、上司とも部下とも会社以外でコミュニケーションをとらねばならないこと
が多かったが正直苦手だった。だから、今の状況は、こと外食や外での飲み会ができないことに関してはまったく困って
いない。店の経営者や従業員が大変なことはわかるが、もともとあまり利用してなかったのだから、弥次さんに関する影
響は軽微だろう。
ところが、世の中はそんな人ばかりではないらしく、キャバクラやホストクラブなどいわゆる「接待を伴う店」や飲み会、
学生のパーティーなどで感染する人が増えているそうだ。あれだけ、密室・密集・密接の三密は控えるよう言われていて
も、わざわざ感染しに行っているとしか思えない状況だ。新宿区などは感染した人に10万円給付金を出すらしいが、この
ような場所で感染した人からは10万円の罰金をとってもいいくらいだと思っている。歌舞伎町のホスト達は10万円の給付
金をもらうために積極的にＰＣＲ検査に行っているというから、区としてはこれが狙いなのだろう。
ここまでくればもう根絶ということはあり得ないし、今後も毎年はやるインフルエンザや流感と同様にとらえて、かかる
ことは仕方ないが、重症化しないこと、命を落とさないことに重きを置いて生活していくしかないだろう。感染者が出る
たびに人の移動を止めていたら経済は死んでしまう。聞くところによると、毎年インフルエンザで3,000人を超える死者
が出るという。もしそうであれば、マスコミもそのあたりを正確に伝えてもらいたい。新型コロナウイルスでなくなった
人は約1,000人出たが、インフルエンザで亡くなった人は減ったかもしれない。そのあたりはどうなのだろう。どなたか
教えてください。
2～3月の段階では発生源の中国、隣国の韓国・日本、あるいは中国と関係が深い国が、4月では欧米が感染者・死者も注
目されていたが、7月では案の定危惧していた通り、医療体制がぜい弱な国での感染者・死者数増が目立ってきている。
それにしても何度も言うが日本に生まれてよかった。アメリカも一部の富裕層はともかく、保険がないため病院にも行け
ずに亡くなる人が多いという。特に黒人や中南米からの移民、アジア人は日本人も含めて攻撃の対象になっているようだ。
当面は海外旅行もできなさそうだから、思い立った時に欧米を旅しておいてよかったと思う。
世界の情勢は
アメリカ 感染者数411万人 死者14.5万人
ブラジル 感染者数229万人 死者8.5万人
インド 感染者数129万人 死者3.1万人
ロシア 感染者数80万人 死者1.3万人
南アフリカ 感染者数42万人 死者0.6万人
メキシコ 感染者数38万人 死者4.3万人
ペルー 感染者数38万人 死者1.8万人
チリ 感染者数34万人 死者0.9万人
イギリス 感染者数30万人 死者4.6万人
イラン 感染者数29万人 死者1.5万人
スペイン 感染者数27万人 死者2.8万人
パキスタン 感染者数27万人 死者0.6万人
サウジアラビア 感染者数26万人 死者0.3万人
イタリア 感染者数25万人 死者3.5万人
日本 感染者数2.9万人 死者0.1万人
今後、どこまで増えるのだろうか。第一次世界大戦後のいわゆる「スペイン風邪」では世界で2,500万人とも4,500万人とも
いわれる人たちがが亡くなったという。まさかそこまでは・・・と思いたい。 |
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| 新型コロナウイルスについて雑感 その5 2020.8.23 |
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〈日中は殺人的な暑さなので日が暮れて散歩に出かける ベイブリッジは決まった時間にブルーライトヨコハマになる〉 |
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〈神奈川近代文学館 65歳以上は110円 右：横浜人形の家入り口のモニュメント〉 |
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〈昼間とはまた違う山下公園歩道橋からみなとみらい方向の風景〉 |
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〈まだ7時過ぎだというのに山下公園にはほとんど人がいない 氷川丸もさみしそう〉 |
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〈ライトアップされた神奈川県庁と横浜税関〉 |
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〈飛鳥Ⅱはいつ見ても機関を動かし、煌々と明かりがついている もともとそういう設計なのだろう〉 |
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〈8時過の赤レンガ倉庫は閑散としている 右：コロナ対策で横浜市が借り上げた35階建て2,311室のアパホテル 1室だけ明かりがついていた〉 |
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7月6日の熊本地方への豪雨は球磨川流域を中心に大きな被害をもたらした。特に昨年春、ローカル線の旅で訪れた
人吉市などで80名近い死者・行方不明者を出した。このところ毎年のように全国各地で起こる、河川の堤防決壊や土
砂災害によるものだ。復旧のためのボランティア活動も新型コロナウイルスの感染を怖れて県内からに限定している
という。災害というものは連鎖するものだから、首都直下型や南海トラフ地震が来ないことを祈るばかりだ。
実は弥次喜多夫婦の家は横浜の標高45mの高台にあるのだが、駅近の平坦なところに住み替えようかと、いくつか
マンションを見に行ったことがある。しかし、このような災害を目の当たりにすると、現在のやや不便な高台の家が
素晴らしい立地に思えてきた。おりしも、新型コロナウイルスによる「テレワーク」が当たり前になり、駅近の狭い
マンションから郊外のワークスペースがとれる戸建てに引っ越す人が増えているという。ネット環境さえ整っていれ
ば、通勤は不可能な地方だって何とかなるという風に世の中は変わってきたのだ。前からその必要は言われていたが、
普及はしなかった。怪我の功名というべきか。 同居の息子は金融機関なのでテレワークとは無縁だが、東京で一人
暮らしの娘はもう半年近く、狭いマンションでテレワークをしている。自分も30数年間東京の会社に通ってきたが、
往復の3時間が節約出来たらどんなにありがたかっただろうか。ただ、自分のしていた仕事でテレワークというのは
想像しづらい。
さて、新型コロナウイルスだが、あれからまたひと月が経ち世界の状況は、感染者2,312万人、死者80.3万人と、感
染者で745万人、死者は16.5万人増えた。一方日本は感染者61,967人、死者1,180人とPCR検査の増加で感染判明
者は増えたものの死者は幸いなことに微増という感じだ。
本日のネットで共感できる記事を見つけた。国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター長、西村秀一
医師のリポートだ。『新型コロナウイルスによる死者数は8月20日までの6か月あまりで1,154人と、2019年のインフ
ルエンザによる死者数3,571人をも下回る。そうした程度の病気において、感染ゼロリスクを追求して隔離目的のため
に結果の100％保証されない検査を大量に無症状者に行い、結果として一般市民の活動を委縮させることは適切な施策
と言えるだろうか。西村秀一医師はかねてやみくもなPCR検査を批判してきたが、今そのような検査の弊害が現実に生
じていることを訴える。参考になる例を1つ紹介する。新型コロナに感染した人の濃厚接触者を調査したところ、1人の
無症状の小学生が陽性と判断され、その結果学校が数日間休校になり、学校に業者が入って消毒が行われた。ところが、
その子の検査結果をよく見ると、検出されたウイルス遺伝子の量は陽性判定ぎりぎりで感染を広げるリスクはほぼない
と考えるべきだった。検査として大事なのは、条件反射的な白黒判定ではなく、対象者のデータの冷静な解釈だ。
まず、すべきことはその値に再現性はあるか。また、その子の鼻でウイルスが増えているかどうかをきちんと再検査
することであって、休校にすることではなかった。なのに、その子も家族も周囲から白い目で見られ、ほかの子ども達
も勉強の機会を奪われた。
「検査して隔離が常識」などと主張するメディアが手本にしているのがアメリカです。しかし、新型コロナ対策に資金
を出してきたビル・ゲイツ氏が最近「結果が出るまでに48時間以上かかる検査を大量にしたことは無駄だった」と語
りました。また、全員が「陰性証明」を取得して参加したジョージア州での合流キャンプで感染が広がったという事例
も注目されました。PCR検査の弱点を考えれば「陰性証明」に意味のないことは明らかで、10名分を一緒にして検査
している中国での陰性はその程度のもので、その程度のものでよいというのであれば、そこで検査としてのPCRの話し
は終わる。（長文なので抜粋）』
自分が早い段階から主張してきたことが裏付けられたようでうれしい。それでもメディアは毎日本日の感染者数は、と
センセーショナルに煽り立てる。何度も言ってきたことだが、①PCR検査の精度は70％程度、擬陽性も偽陰性も大量に
発生している。②今日陰性が証明されたからと言って、明日感染する可能性は大いにあり得る。③発見された陽性者の
濃厚接触者は検査せざるを得ないのだろうが、ほとんどが無自覚・無症状。特に幸いなことに日本では重症化する人や
死に至る人が少ない。これらのことからもう例年のインフルエンザに対する脅威と同様に正しく怖れ、正しく対処して
いくべきだろう。
集団感染した奈良の天理大学や島根の立正大淞南高校ではネットでの誹謗中傷や、生徒を中傷する電話が80件を超え
たという。（8月23日 読売新聞）「日本から出ていけ」「学校をつぶせ」だいたいどんな輩がこんな中傷をしているか
想像はつくが、なんとも情けない話だ。戦時中の「非国民」と他人を非難する日本人のいやらしさが脈々と残っている
のだろう。自分が他人を誹謗中傷できるほど立派な人間かよくよく考えたほうが良い。
世界の情勢は
アメリカ 感染者数566万人 死者17.6万人
ブラジル 感染者数358万人 死者11.4万人
インド 感染者数298万人 死者5.6万人
ロシア 感染者数95万人 死者1.6万人
南アフリカ 感染者数61万人 死者1.3万人
ペルー 感染者数58万人 死者2.7万人
メキシコ 感染者数56万人 死者6.0万人
コロンビア 感染者数52万人 死者1.7万人
チリ 感染者数40万人 死者1.1万人
スペイン 感染者数39万人 死者2.9万人
イラン 感染者数36万人 死者2.1万人
アルゼンチン 感染者数34万人 死者0.7万
イギリス 感染者数33万人 死者4.2万人
日本 感染者数6.2万人 死者0.1万人
感染者数・死者数とも南北アメリカ大陸が主戦場になったようだ。 |
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