■黒部峡谷鉄道 平成25年10月27日 日曜日 富山空港〜宇奈月温泉〜欅平
 
台風27号で予定変更

 長い間、黒部峡谷鉄道のトロッコ電車や、立山黒部アルペンルートの乗り物に乗って室堂や黒部ダムに行ってみたかったのだが、横浜からは近いのになかなか機会がなかった。

6月には思い切ってJTBのツアーを申し込んでみたが、定員に満たず中止になった。返金されて、はいおしまい・・・という感じ。

もともと人の行動に合わせなければならないツアーは嫌いだが、心残りでもあり、再度
JTBのパックだけど個人型フリープランというツアーを見つけ、地元のJTBで10月23日〜25日の『山の中でゆったり過ごす「ホテル立山」&「弥陀ヶ原ホテル」人気のホテルに泊まる3日間』というツアーをを申し込んだ。

〈地元の駅は朝の5:30なのに人が結構たくさん〉
 台風26号は伊豆大島に甚大な被害をもたらした。町長の対応がまずく40人以上の人が亡くなったとマスコミで非難されている。

その1週間後、また台風27号が日本に向かっている。強行して立山に出かけたところで雨の山中はつまらないに違いない。
また、子ども
(といっても二人とも社会人)を残して台風の最中に親が遊びに行くのも気が引けた。

出発の4日前の土曜日にJTBに赴きキャンセルの手続きをした。受付の女の子は無愛想で、天気が最悪の予報だから出直したいと言っているのに、キャンセルしかありません、キャンセル料は30%ですとしか言わない。もともとの旅行代金は12万円くらいのものだから35000円のキャンセル料だが、直前のキャンセルなのでこれはこれで仕方ない。

「残念ですね。また手配をお手伝いしましょうか」とでも言ってくれれば、交通と宿の手配も頼んだかもしれないが、自分で予約しなおすことにする。

〈富山駅前の薬売りの像〉
 この頃はネットでほとんどの手配ができるので、国内旅行ではもともと旅行代理店はめったに使わないのだが、会社の健保の宿泊補助はJTBなどを経由しないと利用できない仕組みになっている。今回も16000円の宿泊補助が使える予定だったのだが、それもキャンセルだ。

ネットで見ると、もともと宿泊予定だった日本最高所のホテル「ホテル立山」の予約が取れそうだ。喜多さんに聞くと行くというので、さっそく28日月曜日の予約をした。


次は、富山までの飛行機の手配。ちょっと早朝なのだが一日を有効に使うために一番のフライトをネットで予約する。次に27日の富山駅前のビジネスホテルと、黒部峡谷鉄道のトロッコ電車の席を予約する。

変更に融通の利かない旅行代理店など、いまどき利用しなくても簡単に手配終了するのだ。

〈富山駅前の薬売りの像〉
   

〈富山駅前を走る路面電車セントラム〉

〈ホタルイカは富山の名物〉
 10月27日(日)、朝5時過ぎに家を出た弥次喜多道中は羽田発6時40分のANAで7時半に富山空港に到着。

地図で見ると富山など名古屋までの距離と変わらないから、ほんとにひとっ飛びという感じだ。真下に信濃平野が見えたと思ったらもう着陸態勢だ。

富山空港からは富山駅まではバスで20分、400円の距離で便利な空港だ。

富山駅からJR北陸本線で滑川駅に向かい、滑川駅で富山地方鉄道に乗り換える。

〈富山地方鉄道で宇奈月温泉に向かう〉
黒部峡谷鉄道トロッコ電車

 タカジアスターゼで有名な高峰譲吉博士が大正8年、東洋アルミナムという会社をおこし、黒部峡谷でアルミ精錬のための電源開発が始まりました。
 本鉄道は、資材運搬用として、大正12年9月に工事開始、昭和12年7月欅平まで開通しました。当初から地元の利便を図るため、「無料便乗」していただいていましたが、秘境黒部を探勝したいという希望に応えるため、昭和4年有料便乗が始まりました。

「便乗ノ安全ニ付ヒテハ一切保障致シマセン」と書かれていました。その後ますます観光用に利用したいという声が強まり、昭和28年11月、当時経営を引継いでいた関西電力(株)が鉄道営業の免許を受け営業運転を開始し、昭和46年5月に鉄道専業の子会社として設立された黒部峡谷鉄道(株)が経営を引継ぎ現在に至っています。
(パンフより)

〈黒部峡谷鉄道のトロッコ電車で欅平へ〉
 自宅でネット予約しておいたので、窓口でプリントアウトを渡すと、QRコードを読み取って名前の印字された切符をすぐに渡してくれる。片道1660円だが帰らないわけにいかないので二人で合計7360円。結構いい値段だ。

10:03宇奈月温泉発の電車は、全車両がオープン型の普通客車だ。窓ガラスがなく眺めは最高に良いのだが、防寒対策をしておかないと今の時期はちょっとつらい。他に520円追加でリラックス客車、360円追加で特別客車がある。帰りは窓ガラスがついている特別客車が連結されているので「特別客車」を予約しておいた。

連絡の都合で出発時刻ぎりぎりに乗り込もうとすると、渡された切符には2号車と記されていたが、6号車が空いているからと駅員さんが教えてくれた。これはラッキー。

他の車両は4人掛けの椅子が満席になって、ぎゅうぎゅう詰めなのだが、最終的に6人だけの貸切状態。右も左も移動し放題なので、欅平駅までの景色を堪能できた。

〈この時期トロッコ電車に乗るには防寒対策が必要〉

〈新山彦橋 この辺りの紅葉はまだみたい〉

〈宇奈月ダム〉
 
〈宇奈月ダムと欧州の城郭を模したという新柳河原発電所〉

〈駅で帰りの電車とすれ違う〉

〈これはリラックス車両 520円追加〉
 
 
〈黒部川にかかる橋はサル専用のつり橋 当然手すりは付いていない〉
 
〈自然石がお地蔵さんに似ていることから仏石と名付けられたそうだ〉
 日曜日だからかなり混んでいるだろうとは覚悟してきたが、どのトロッコ電車もほぼ満席だ。ただ単線なので駅ですれ違う電車にはまだ客は少ない。この時間(10:30頃)すでに帰る人は、よほど早朝から出かけた人か、欅平に泊まった人ということになるのだろう。

峡谷鉄道に乗る前に買った弁当を開けて食べてみる。東海林さだおさんが、「駅弁は動く電車で揺られて食べるからこそおいしい」とエッセイに書いていたが、その通りだ。これを家で食べてもおいしくもないだろう。

〈宇奈月温泉駅で買ったマスずしと白エビの天むす弁当〉

〈後曳橋 峡谷のあまりの深さにここまで来た修験者が後ずさりしたそうだ〉
冬期歩道

 黒部峡谷鉄道に沿って、コンクリートで覆われた歩道がある。

積雪で鉄道が使えない冬期はこの歩道を歩いて作業現場に向かうのだそうだ。片道6時間かかるとトロッコ電車のアナウンスをしていた富山出身の室井滋さんがそう言っていた。

そこまでして工事を続けていかないと土砂の崩落で富山平野が大変なことになるのだろう。

〈冬期歩道〉

〈猫又駅で対向電車を待つ〉

〈電車は黒部川の左側を走るがこの先の鐘釣橋を渡ると右側に〉
 
〈1時間18分で欅平駅に到着〉
 
〈滑川駅で話をしたおばあさんが紅葉はちょっと早いかねと言っていたがもう少し〉
 
〈奥鐘橋を渡って名剣温泉に向かう〉
 
〈落石の危険があるので道端にヘルメットが常備されている〉

〈これが人喰岩〉
 
〈天気予報では台風一過で雨は降らないはずだったがちゃんと傘は持ってきた えらい〉
 
〈欅平駅から10分も歩けば名剣温泉に到着〉
名剣温泉

 欅平駅よりの山道の先に、日本秘湯を守る会にも属する1軒宿「名剣温泉旅館」が存在する。男女別の内湯、渓谷を見下ろす露天風呂、それに貸し切り湯がある。午後2時までなら日帰り入浴も可能である。

元々は谷底にあった源泉近くに1957年に宿を建設し創業した。その後1969年の水害で全施設が流出し、1970年に宿と内湯は高台の道路脇の現在地に移転した。それが現在の旅館の建物である。その後1995年には7.11水害により露天風呂が流失し、源泉が埋没した。その後露天風呂は宿に近い現在地で再建したが、現在は源泉は上流の祖母温泉から引湯している
。(ウィキペディアより)

せっかく欅平に来たのだから「秘湯」の露天風呂に入ってゆくことにする。一人700円。黒部川を望む確かに「秘湯」だった。最高。

〈名剣温泉の露天風呂に入る〉

〈山の上のほうは紅葉が始まっている〉
 
  
〈再び奥鐘橋を渡って猿飛峡へ〉
   
 
   
 
〈狭い歩道を歩いてゆく〉
   
 
   
  
   
 
   
  
   
 
   
 
〈猿飛峡と木の株のフクロウ〉
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
〈これで黒部峡谷鉄道ともお別れ〉
 
〈帰りは特別客車だったが満席 寝て帰った 宇奈月駅に到着〉
   
 
〈お〜 みごとな虹が 富山地方鉄道の車窓より〉
   

〈虹の外にもう一つ虹が〉
   
 
〈虹に見送られて富山地方鉄道富山駅に帰ってきた 本日は駅前のルートインに宿泊〉
   
 予定通り17:35に富山駅に着いた。

夕食はホテルの地階にある居酒屋で地魚の盛り合わせ、ズワイガニなどを注文して、
食後はホテル提携の近くの銭湯に入りに行く。
お客は自分を入れて二人だけ、レトロな銭湯だったが十分にリラックス。

明日はいよいよ立山黒部アルペンルートで室堂に向かう。 
   
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