〈7日目〉 平成23年6月14日(火) グリンデルワルト〜インターラーケン〜ブリエンツ湖〜ルツェルン
 
 

〈もうスイスへ来て7日目 目の前のアイガー北壁はしっかり見えている〉
インターラーケンへ

 グルンデルワルトのサンスターホテルへ2連泊したが、天候にはあまり恵まれなかった。本日は21km先のインターラーケンに向けてバスで出発だ。インターラーケンという地名は、ラーケン(レイク・湖)のインター(中間)という意味だそうで、ブリエンツ湖とトゥーン湖の間に挟まれた町だ。

この後は、そのブリエンツ湖で1時間20分のクルーズを楽しむことになっている。

〈ホテルの部屋から見える氷河ともお別れ〉
今回の参加者

 6月のこの半端な時期に、9日間の海外ツアーに参加できる人はおのずと決まってくる。当初、3月に申し込んだときには18名だと聞いたが、最終的に9名の参加となった。大震災で自粛した人もいるだろう。我々のほかは、全員定年退職者だろうと思っていたら、案の定である。

一組は、埼玉から参加のまさに定年退職直後の夫婦。消防署に勤めていて30代のころからスイスに行ってみたいと思っていたのだそうだ。もう一組は。3名で参加の65歳くらいの夫婦とその娘。なんだかこの3人であちこちに出かけているようだ。そして、もうひと組は予想外の、長崎出身で東京に住む新婚さんだった。

〈全員で9名だからバスもゆったり〉

〈インターラーケンに向かう途中のバスの車窓から〉

〈ユングフラウを振り返る〉

〈ブリエンツ湖のクルーズ船〉

〈エメラルド色のブリエンツ湖〉

〈ちょっと気になる老人と娘のカップル〉

〈湖畔の村〉

〈福井県丹後の伊根の舟屋みたいだ〉

〈途中で6か所の港に立ち寄る〉

〈やはり気になる女性 隠し撮りしてごめんね〉

〈この二人は最初から最後までこの位置で並んで景色を見ていた〉

〈ブリエンツ湖にそそぐ滝〉

〈山の上にも滝が見える〉

〈終点に到着 バスは先廻りして待ってくれている〉

〈登山鉄道 SLが押してゆく〉

〈かわいい蒸気機関車〉

〈さっきの謎の女性がまたいた〉

〈昼食をとったレストラン〉

〈テンプターズのエメラルドの伝説を思い出す ♪みずうみに君は身を投げた・・・〉

〈テーマパークのような街並み〉

〈ブリエンツの木彫り工芸オルゴール博物館で鳩時計を買った 275フラン いい声で時を告げる〉

〈まさにエメラルドグリーン〉

〈みやげ物屋さんにかわいい猫のプランターが〉

〈牛もろばもいるぞ〉

〈昼食後は54km先のルツェルンへ〉

〈どこにも景観を壊す看板がないから田舎道もきれい〉

〈ルツェルンへ到着〉

〈瀕死のライオン像 フランス革命で786人のスイス人傭兵が戦死〉

〈勇敢な彼らを心臓を矢で貫かれた瀕死のライオンになぞらえ1821年に慰霊碑が完成〉

〈産業のなかったスイスでは生活のために早くから他国の傭兵となって戦った〉
 この「瀕死のライオン像」の後ろは核シェルターになっているそうで、「永世中立国」のスイスは全国民が核戦
争が起きた際に、2年間は退避生活が送れるよう、国民分のシェルタースペースと食料を備蓄してあるのだという。

この国の国会議員は、基本的に他の職業を持っている人で、ほとんどボランティアのようなものだと添乗の
高田さんが言っていた。つまらないことばかりやっている、どこかの国の政治家に聞かせてやりたいものだね。

〈カペル橋 14世紀前半に建造された全長204mの木橋〉

〈湖からの敵の侵入を監視する巡視路としてかけられたという〉

〈1993年放火により焼失してしまったが翌年再建〉

〈17世紀には梁にルツエルンの歴史や守護聖人が描かれた111枚の板絵が飾られた〉

〈カペル橋には花がきれいに飾られている〉

〈イエズス教会〉

〈カペル広場で行われていた男女同権集会〉

〈小さい子がかわいい〉

〈町の建物の壁にはフレスコ画が描かれているものが多い〉

〈エデンの園でアダムとイブにりんごを食べさせた蛇 1530 1895とある〉

〈ヒルシャン広場〉

〈シュプロイヤー橋 要塞の一部として1408年に建造〉

〈1566年に嵐で全壊したが再建されて17世紀には橋の途中に礼拝堂が設置された〉

〈シュプロイヤー橋からイエズス教会を見る〉

〈どの町にもゴミ一つ落ちていない〉
スイスの寿司

 ルツェルン駅の地下にCOOPがあると教えてもらったので、お土産を買いに行くことにする。もう明日の朝チューリッヒ空港に向け出発することになるので、両替してきたスイスフランも使いきっておきたい。

ユーロだったらまた近いうちに旅行に出かける機会があるかもしれないが、スイスフランは何しろスイスでしか使えないし、半端な額をまた円に両替するのも面倒だ。
もともと100フランくらいしか残っていなかったが、手元の財布の中身を確認しながら、ワインを2本、水やチョコレートやお菓子なども買う。明日のために8フランだけ残して使いきった。

〈COOPで売っていた寿司〉
 COOP内を偵察していたら、ツェルマットやグリンデルワルトのスーパーでは見なかった「寿司」を
割り箸付きで売っていた。しかし、値段を見てびっくり。一番右のにぎり6カンと巻きずしのパックが
26フラン
(2,600円)だ。こんな高い寿司を買う人がいるのだとびっくり。明日になれば日本でいくら
でも安い寿司が買えるので、ここでは買わない。
   
日本茶もブーム

 寿司はイギリスやフランスなどいろいろな国で売っていることはテレビ番組で知っていたが、しかしだれが買うのだろう。スイス人がちょっと今日は変わったごちそうをと買うのだろうか。それとも日本食が懐かしくなった駐在員や観光客が買うのだろうか。

と思って歩いていると、鉄瓶を売っている店を見つけた。スイスでは緑茶もブームで、急須ではなく鉄瓶で緑茶を入れて飲むのだそうだ。面白いものだね。


〈緑茶がブームなのだそうだ〉
 スイスはどこに行ってもとにかく物価が高い。マクドナルドのハンバーガーが2.5フラン(約250円)だった。
フランスのシャモニーでは1.2ユーロ
(150円)くらいだったし、日本では100円くらいのものだ。スイスは
世界一高給の国らしいが、平均で60万円の給与で、20万円が税金、20万円が家賃、残りの20万円で生活
しているという。だから基本的にスイス人はケチなのだそうだ。
   

〈日本では考えられない壁画〉
ムーゼック城壁

 喜多さんは疲れたのでホテルの部屋で休んでいるという。せっかくルツェルンにきたから、一人でムーゼック城壁を見に行くことにする。

ムーゼック城壁は14世紀後半に建てられた城壁で、当時は町全体を囲んでいたが、現在は9つの塔を含む全長900mが旧市街の北側に残るのみだ。時計塔には1535年に作られたルツェルン最古の時計がかけられ、現在も時を刻みつづけているのだそうだ。

〈ムーゼック城壁への入り口〉

〈ムーゼック城壁から見るフィアヴァルトシュテッテ湖〉

〈1535年から動き続ける時計塔〉

〈ムーゼック城壁 9つのうち3つが見える〉

〈空は青いが時間は夜の9時過ぎだ〉

〈マタイ教会の上に出た月〉

〈完全に日が暮れるのは23時ころなので一度も星を見なかった〉

〈日暮れのカペル橋〉

〈ロイス川にかかるゼー橋の向こうはルツェルン中央駅〉
 ルツェルンには、ホテルから30分も歩けば、鉄道・船・ロケット・自動車などありとあらゆる交通手段を展示する「スイス交通博物館」があるので、行ってみたかったのだが時間が足りない。どのくらいするのだろうとガイドを見ると、入場料27フラン、IMAXシアター18フラン、共通券は37フランもするのだそうだ。やはり物価が高い国では入場料も高いね。

空はまだ明るいのだが、もうすぐよるの10時だ。ホテルに帰って寝ることにする。明日はチューリッヒから成田へ向けていよいよ帰る日だ。

〈あじさいの植えてある家があった〉
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