〈6日目〉 平成23年6月13日(月) グリンデルワルト〜ユングフラウヨッホ 最悪の天気
ユングフラウヨッホへ

 マッターホルンに続きユングフラウもこんな状況で、朝目覚めたらせっかく目の前にアイガー北壁があるというのに、そこに山があることすらよくわからないほどガスに包まれている。

今日は登山電車を乗り継いで、標高3,571mのスフィンクス展望台へユングフラウヨッホ観光に行く予定だが、あまり期待できそうにない。『お天気が良ければ、世界遺産のアレッチ氷河などの大パノラマをお楽しみいただけます』とのことなのだが・・・・・

〈ガスで目の前のアイガーが全く見えない〉

〈山の天候は変わりやすい 30分もしないうちに少し晴れてアイガーの絶壁が見えてきた ホテルから歩いて登山電車駅に向かう〉

〈これから3,571mのスフィンクス展望台に向かう登山電車〉

〈やはり少し登れば雲の中〉

〈途中の駅で下り電車とすれ違う〉

〈氷河を目の前で見ることができる〉

〈途中の駅アイガーワンドで5分間停車 このトンネルはアイガーの中をくりぬいてある〉

〈車両に日の丸と大津と書いた電車が グリンデルワルトは滋賀県大津市と姉妹都市なのだそうだ〉

〈登山電車の運転手さん 写真を撮れ撮れと勧めてくれた〉

〈晴れていればアイスメール駅からこんな景色が見られたはず〉

〈トンネルの駅には外が見えるよう展望室が作ってあるのだが〉
スフィンクス展望台

 3,571mの高さにあるスフィンクス展望台に着いたのだが、外は雪が降っている。視界はほとんどゼロだ。

悔しい思いが募るがこればかりは『神の思し召し』だ。あきらめるしかない。

〈ユングフラウヨッホに到着〉

〈ほとんど何も見えないスフィンクス展望台〉

〈こんな高い所なのにカラスのような鳥がいる 人間になれているようでまったく逃げない〉

〈晴れた日のスフィンクス展望台 奥は世界遺産アレッチ氷河〉
氷河のトンネル

 残念がってばかりいても仕方がないので、氷河をくりぬいた施設へ向かう。ここは氷河をくりぬいてあるので、当然床も壁も天井もすべて本物の氷河だ。氷だから滑るかと最初はこわごわだったが、水分がまったくないので滑らない。改めて滑るのは溶けかかった水の膜のせいなのだということがよくわかった。

この氷河のトンネルは、今も動いている氷河に作られているので、1年に50cm施設ごと動いているらしい。安定して動いているので、押しつぶされたりの心配はないそうだ。

〈ユングフラウ ヨーロッパの頂上〉

〈氷の彫刻 かつては日本から来たホテルの料理人が素晴らしい彫刻を作っていたそうだ〉

〈今の氷河の彫刻ははっきりって子供だまし〉 

〈氷の年輪のような縞が美しい〉

〈外を見ると現実に引き戻される〉
 現在の気温

 表示板に「本日の天気」と日本語で書いてある。ユングフラウヨッホのスフィンクス展望台では、日本人より中国人の方が多かった。本当に中国恐るべしだ。現在の気温−3.0℃、最低気温−3.8℃、風速28km/hとあるがあまり外に出ても何も見えないのでそれほどには感じなかった。

売店では、あの『辛ラーメン』を売っている。7.5フランだから、750円くらいのものだが、中国人か韓国人かわからない人たちがこぞって食べている。あたりにはあの独特の唐辛子の匂いが充満している。ヨーロッパの人たちに、「日本人じゃありませんよ。日本人はこんなところで辛ラーメンなんか食べませんよ。」と弁解したい衝動にかられた。ホテルから朝食の果物を持ってきたのだろう、りんごの食べカスがテーブルに放置されたりしている。
なんでこんな高所の展望台まで来てそんなものを食べるのかね。でも置いてあるということは需要が多いのだろう。スイス人も商売熱心だ。

〈現在の気温 −3.0℃とある〉

〈富士山五合目簡易郵便局と姉妹提携をしているので日本の懐かしのポストがある 1.9フランの切手を貼って投函すれば1週間で日本に着く〉

〈ユングフラウヨッホ駅にて 3,454m〉

〈クライネシャイデック駅で昼食〉

〈クライネシャイデック駅の裏にはアルプスを愛した新田次郎の碑がある ここに眠るとあるから分骨したのだろうか〉

〈グリンデルワルトに戻るとお祭り騒ぎ〉

〈何があるのかと思ったらツール・ド・スイスのゴールを待っている〉

〈WURTHは自動車・運輸・電気・建設など1兆円規模の大企業らしい〉

〈宿泊したホテル サンスターホテルの前がゴール手前〉

〈ヨーロッパにおける自転車競技への熱狂は日本の駅伝に似ていると思った〉

〈ヨレヨレの選手もいる〉

〈このあたりは順位は関係ないので余裕の走り〉

〈明日はここをスタートしてインターラーケンの先まで走るらしい〉

〈アイガーの中腹までロープウェーがゆっくりと登る〉

〈教会と墓地 ぼくもこんな墓地に葬ってもらいたい〉

〈すべての墓地に庭園のごとく花が植えられている〉

〈アイガーで亡くなった人も埋葬されているそうだ〉

〈ツール・ド・スイスのゴール間近ドーム ゴール1km手前〉

〈町の博物館に飾ってあった昔のスキーリフト人形〉

〈時間が遅かったので入れなかった〉

〈どこを切り取っても美しい風景〉

〈西洋松の細長い松ぼっくり〉

〈明日はインターラーケンでブリエンツ湖クルーズだ〉
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