平成16年8月22日 日曜日 曇り マドリッド〜プラド美術館〜トレド
   
 それでも、朝はちゃんと起きてホテルのロビーに集合。午前中は、あの有名なプラド美術館を見学する
予定だ。ホテルまではちゃんとバスが迎えに来る。ツアーはこの辺が楽でいい。「はい、何時に集合して
ください。」「はい、バスに乗ってください。」「はい、着きました、降りてください。何時にバスに戻っ
てください。」と言われるままにしたがう。
マドリッド市内見学〜プラド美術館へ

 まずスペイン広場に行き、ドン・キホーテとサンチョパンサの像を見る。やはり、ドン・キホーテはスペインの象徴だ。いかにもスペインらしい。喜多さんと二人で写真の撮りっこをする。そのあと、スペイン王室の宮殿を外から見学。

ミチさんは一生懸命ガイドしてくれるのだが、中身はほとんど覚えていない。

〈ドン・キホーテの像の前で〉

〈マドリッドのホテルから〉

ドン・キホーテはスペインの象徴〉

〈スペイン王宮〉   〈オリエンテ広場フィリッペ4世騎馬像〉     〈我々のバス〉

〈マドリッド中心街〉       〈ソル駅近く〉         〈プラド美術館〉
 またバスに乗り、全員でプラド美術館に名画を鑑賞しに行く。美術館の入り口に外国人の寅さんみたいのがいて、日本人とみると「もうかりまっか?」とか言っている。日本人観光客の悪いのがだれか教えたに違いない。

プラド美術館は、見学者もそんなに多くなく、やはり絵は素晴らしかった。美術の教科書にも載っている名画がたくさんあった。ベラスケスの「ラスメニーナス」やゴヤの「裸のマハ」「着衣のマハ」などの前で写真を撮る。

〈ゴヤの着衣のハマの前で〉

〈プラド美術館〉                      〈ゴヤの像〉

                   〈ベラスケス ドーニャ・マルガリータ王女〉   〈ベラスケス キリスト磔刑〉

〈ゴヤ オスナ公爵夫妻とその子供達〉    〈ムリーリョ ロサリオの聖母〉    〈ベラスケス 宮廷の侍女たちに見入る〉

〈ゴヤ 着衣のマハ〉

〈ゴヤ 裸のマハ〉
バルで昼食

 日本の美術館と決定的に違うところは、フラッシュさえ使用しなければ写真を撮るのが自由だというところだ。度量の大きさを感じる。売店にはちゃんと日本語の「プラド美術館収蔵絵画ガイド」を売っており、さっそく購入した。

約2時間の見学を終え、午後はトレド観光に向かう。昼食は、バル(居酒屋兼レストラン)でそれぞれにタパ(つまみ)をとり軽く済ませるつもりが、結構量が多かったので苦しいくらい食べた。

〈バルで昼食〉
トレド

 午後から観光するトレドは、マドリッドからバスで1時間半というところか。トレドは日本でいうところの「奈良」か「京都」にあたる古都だ。千年以上前の建物が建ち並び、中世ヨーロッパの歴史を感じさせる街であった。

トレド観光はツアーに入ってなく、オプショナルツアーで前日夜に申し込んでおいたのだが、1人1万円くらいだったとおもう。JTBのおじさんが「トレドは是非行っておくべきだ」と言っていたので迷わずに申し込んだ。

〈パラドールからのトレド〉
 この日のガイドさんはミチさんでなくヨネさんというやはり年配の女性であったが、我々の順番をとばして外国のツアーが先に入場しようとすると「オイガ!(コラコラ)ワタシタチノホウガ サキデショウニ!」と怒鳴るたくましいおばさんであった。
〈トレド ホタ川のほとりにて〉

〈トレドの街を散策する〉

〈ホタ川に囲まれたトレド〉
 ホタ川に囲まれたこのトレドはスペインでも一番の古都で、何でも二千年くらい前から人が住んでいた
らしい。サントトメ教会では、あの有名なグレコの「オルガス伯の埋葬」を間近に見ることができた。
グレコはギリシャから流れてきたらしく、ギリシャ人という意味で「グレコ」と呼ばれたそうだが、本当
はローマ人だという。トレドの広場でも、やはり外国人の寅さんみたいなおじさんが、トレドの日本語版
案内を売っていたので一冊買い求めた。どこに行っても日本語のガイド本が買える。日本で印刷してない
ので、内容は少し怪しい感じはするけどね。

帰りに、パラドールという古いお城をホテルにしている小高い丘に寄り、トレドの全景を見てから帰路につく。
   
 また、バスで一時間半かけてマドリッドに帰る。

マドリッドとトレドの往復の道は、ところどころに町はあるものの、道の両側はほとんど畑で、日本のように野菜が植わっているわけではないので荒涼とした感じがする。

〈荒涼としたスペインの道路脇〉
 
 マドリッドでは「ホセ・ラミレス」という有名なギター工房に行ってみたかったが、ちょうど日曜日で店が閉まっていた、残念。日本で買うよりは圧倒的に安かったら、1本買って帰ってもいいなと思っていたのであるが、いいギターはやはりスペインで買っても高いだろうと思う。

その日の晩御飯は、スターバックスでサンドイッチを買って帰り、部屋で済ませることにした。

〈マドリッドの売店〉
 マドリッドのスターバックスに入り、カフェラッテとサンドイッチを買い、「カフェラッテは店で飲み、サンドイッチはテイクアウトにしたい」と手ぶりで行ってみたが、なかなか通じない。スペインは英語が通じないのだ。ま、僕の英語は非常に怪しいけどね。それでもなんとか理解してくれて、マドリッドのスタバでカフェラッテを飲み、ホテルに帰ってサンドイッチを食べて寝た。

テレビでは、アテネオリンピックを中継しているが、スペイン語だし、スペインの選手しかとりあげないので「なんのこっちゃ」というところである。
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