平成19年 4月29日(日曜日)〜5月1日(火曜日) 最悪の天気
初めての沖縄

 2007年のGWに弥次喜多道中は初めて沖縄に出かけた。日本は青森から鹿児島までほとんど行っていない県はないのだが、この時点では北海道と沖縄県と和歌山県だけ足を踏み入れていなかった。

自由にあちこち行くのであればツアーでないほうが自由がきくのだが、GWだというのに5万円くらいのツアーがあったので、2泊3日のツアーに乗っかることにした。後で知ったのだが、沖縄の梅雨は5月なのだそうだ。沖縄にいる間ほとんど青空は見なかった。

〈最初に泡盛工場に案内されたが興味がないので買わない〉
   

〈ひめゆり挺身隊が隠れていた洞窟〉


〈ひめゆり平和祈念資料館入口〉
 那覇空港に到着したツアー集団は、さっそくバスに乗せられて泡盛工場を見学、次に「ひめゆりの塔」で
有名な「ひめゆり平和祈念資料館」へ。沖縄問題は、アホの鳩山が収拾のつかない事態を引き起こしたが、
悲惨な過去を忘れてはいけない。
   

〈ひめゆり平和祈念資料館〉

〈夫婦ハブ入ハブ酒 ¥68,145 買う人がいるのか〉
ハブ酒

 その夜は、那覇のホテルへ泊まり、夜は沖縄民謡のライブをやっている「島唄」という居酒屋へ行き泡盛を飲んでみたが、酒というものは地元で飲むのが一番だね。おいしかった。オリオンビールもおいしかったが、その土地の気候・風土にあった酒が自然と残っていくのだろう。そういえばハワイで飲んだバドワイザーはうまかった。日本で飲んでもあの味わいはないと思う。

それにしても、那覇の街を歩くと泡盛に漬けられたハブがあちこちの店にいて怖い。無理やり夫婦にさせられたハブは泡盛の中で仲良く牙をむいている。

〈翌朝は首里城を見学〉
 首里城を案内してくれたガイドさんと話をしてみると19歳だという。えらいもんだね。うちの娘と同い年だ。

この首里城も太平洋戦争の末期、艦砲射撃によって壊滅した。先ほどの「ひめゆり挺身隊」の悲劇もそうだが、平和な時代になって冷静に考えると勝ち目のない戦争にあそこまで抵抗したことは、政府・軍部の大きな判断の誤りだといえる。しかし、当時の指導者に潔く降伏するという判断ができるほどの責任感のある人はいなかったのだろう。連合軍による沖縄総攻撃は昭和20年3月〜4月、3月10日の東京大空襲をはじめとする空からの爆撃は終戦まで続いた。8月6日と9日には、広島と長崎に原爆が投下された。もう半年早く決断で来ていれば、死なずに済んだ命も多かったのに。

〈娘と同い年のガイドさん〉

〈びっくりするほど緻密な石垣〉

〈定刻になると門前で銅鑼を鳴らす〉

〈復元された首里城〉

〈♪デイゴの花が咲き のデイゴの花〉
 ツアーだから、サトウキビから作る黒砂糖工場や、パイナップル農園への観光が組まれている。黒砂糖は横浜にいてもいくらでも買えるが、ここの出来立ての黒砂糖は確かにうまかった。

パイナップルは、意外とそうでもなかった。

〈サトウキビを絞って黒砂糖を作る〉

〈手でむしって食べる新種らしい〉

〈万座毛は、「万人も座する草原」琉球王朝時代、尚敬王が「万人を座するに足る」と賞賛したことが名の由来と言われている。〉
 とりとめのない旅行記になってしまったが、このころはまだ街道歩きも始めていなかったし、ましてHPに残そうなどと思ってもみなかった。  

やはり目的があると写真の撮り方も違ってくるし、ささいな面白写真も撮りたくなる。やはりデジカメの威力は大きく、以前のフィルム写真だと圧倒的に人物写真が多かっただろう。気にいらなければすぐに削除できるデジカメが一般的になったことでこ、のような記録も残すことができるようになった。

〈小判の木〉

〈やはり南国 日本とは思えないジャングル〉

〈美ら海水族館へ〉

〈美ら海水族館の向こうに見えるのは伊江島 空港もあるようだ〉

〈さすがにジンベイザメは大きい〉

〈琉球村で琉球気分に浸る〉

〈蛇皮線を買って帰りたかったが・・・〉

〈屋根にはいろいろなシーサーが〉

〈水牛が砂糖きびを絞る〉

〈沖縄で唯一の鉄道 ゆいレール〉

〈ゴーヤのベンチ〉

〈船底がガラス張りのグラスボートで魚を鑑賞〉

〈沖縄の鍾乳洞 玉泉洞へ〉

〈沖縄の人は陽気で明るい 見習いたい〉
 初めて訪れた沖縄であったが、ツアーだったためゆっくりしたいところも時間の制約があったり、行きたくもない土産物屋さんに連れて行かれたり、ま 安いツアーだから仕方ないとあきらめる。

天気にもずっと恵まれなかったし、今度はツアーでなくのんびりとレンタカーでも借りてくまなく沖縄を回ってみたい。帰りにDUTY FREE SHOPで沖縄グラスのウィスキー用コップと朝顔のガラス細工をお土産に買って沖縄の旅も終わった。本当にまたゆっくりと来てみたい。

〈沖縄の獅子に咬まれる喜多さん〉
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